「バカとテストと召喚獣12」、感想。

バカとテストと召喚獣12 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣12 (ファミ通文庫)
(2013/11/30)
井上堅二

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あらすじ
ここで勝たなきゃ男じゃない!

あわや敗北か!? という劣勢の中、遂に年貢を納――否、開き直った雄二の策により、首の皮一枚繋がって試召戦争の一日目を終えた二年生。
依然戦力差が大きく開いたまま突入した二日目だったが、雄二の指揮の下、二年生は勢いを取り戻す。
そんな激戦の最中、作戦行動中の明久の前に三年生代表の高城が立ちはだかる。
瑞希の悩みとその真意を聞かされ、明久は……!?
「なぁ、明久」「なに、雄二」「――面白ぇな、俺たちの学校」


バカ達の饗宴、ついに終幕!

前巻はヒロインズ三人組の表紙でしたが、最終巻の表紙を飾るのは愛すべきバカ四人組!
この作品。ヒロインたちが魅力的なのは勿論ですが男キャラも負けず劣らず、というか寧ろ男キャラの方が魅力的だったのでラストを飾るのに相応しい表紙だと思います。

一巻から6年……正確には6年と10ヶ月。短編を含めると17冊にも及ぶこのシリーズ。本当に長かったなぁ……。まだ短編を出す予定があるらしいので17冊以上になるかもしれませんが。

6,7年前といえば僕が一番ラノベを読んでいた時期ですし、その時期のラノベがどんどん終わっていくのは悲しいものがあります。そして、同時によくやってくれたという感謝の気持ちもあります。
この作品の性質上しんみりした空気なんかにならず、笑い飛ばしてやるべきなんですが。それでも感傷に浸らずにはいられません。それだけの時間を僕はこの作品と歩んできたのですから。僕自身こいつらの一員になったような気分になりましたし、実際になってみたかったと思えるほど素敵な作品でしたから。

本当に、本当に最期まで笑える作品でした。僕はこれほどまでにバカなライトノベルは知りません。本当にバカな内容で、人を笑わせにきて。でもどうしようもない程只管真っ直ぐで。そんなところに惹かれてしまったのです。

この作品は本当にキャラの掛合いがうまかったなぁと思います。複数人での会話をこれだけ自然に読ませるのはバカテスの文体のおかげもあるでしょうけど。なんというかバカテスを読んでると「形式に囚われなくていいんだ」って言われているような気がします。破天荒で自由な作風にピッタリの文体でした。

キャラの魅力も筆舌に尽くしがたい程。どいつもこいつも嫌いになれなくて、好きな奴ばかりでした。高城先輩や常夏コンビですら嫌いになれません。

全体としてでなくこの巻単体の内容に触れますと。結局Aクラスとの戦いが見れなかったのが残念といえば残念。一応当初の目的は「打倒Aクラス」だった訳ですし。最終的にAクラス倒すとこまでいくのかなと思ったらそんな事はありませんでした。それでも、終わりというか区切りとして。それほど悪いものではなかったと思います。
締まらないといえば締まらないんですが、なんだかこの作品にはその締まらなさすら合っているように思えるのです。



最後に。


井上先生、葉賀先生。六年間本当にお疲れ様でした!




満足度:★★★★☆
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東 京人

Author:東 京人
感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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