「人形遣い」、感想。

人形遣い (ガガガ文庫)人形遣い (ガガガ文庫)
(2013/07/18)
賽目 和七

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あらすじ
世界はわたしを中心に回っているのです。

わたしの名前は坂上神楽。
凄くかわいくて頭が良く、芸達者で器用で立ち振る舞いも完璧。ダイヤモンドもはだしで逃げ出すとまで謳われる、まぁごく普通の世界的天才美少女である。
わたしのような、存在が主人公級の美少女というのは、やはりトラブルに巻き込まれるのが常なのである。そうした面倒に巻き込まれる自身の体質にだけは少し嘆きたくもなるものだ。
嘆いて、溜息を吐き、それからわたしは顔を上げ、ああ、溜息を吐く仕草すらも可愛らしい。そんなことを思いながら、胸に抱いた兎の人形を抱きなおし、二人の人物に視線を向ける。
壁際に追い詰められた、黒髪の少女と、狼面の男が一人。考えるまでもなく目の前の人狼が少女を襲っている場面なのだろう。
わたしはこのような人ならざる化け物を人知れず退治していく仕事をしている。そう、この『人形』を遣って――。


2014年最初の一冊。でもって2013年下半期作品の中でもぶっちぎりで一番好きな作品です。それくらい個人的には心にくる作品でした。

僕が目指していたもののハイエンドをこの作品に見た気がします。

鈴音ちゃんと神楽ちゃんのイチャイチャをニヤニヤしたり、時に暖かく。父親のように見守るも良し。
人形を使った高度な戦闘を楽しむも良し。一粒で二度美味しい作品です。

この作家さん新人さんっぽいのですが。ただ漠然と面白いというよりも、一つ一つのテーマ性を強く感じました。自分の書きたい事というのをよく理解し、表現出来ていたので読んでいて心地よかったですね。そこのところをハッキリさせられない作家さんというのはプロでも結構多いですから。その御蔭か、結構台詞が多めな作品なのですが一つ一つの台詞に説得力と確かな想いが込められていて、とても心を揺さぶられました。

「これは、《幸福》を追求する少女の物語__」

神楽ちゃんと鈴音ちゃんのイチャイチャと、この二人のこれからの人生が気になってしょうがないです。二巻が楽しみ。




満足度:★★★★★
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感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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