「生ポアニキ パンプアップ」、感想。

1巻→「生ポアニキ」、感想。

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あらすじ
ユリが好きだという気持ちを抱えながら、相変わらずマッチョなアニキとの健全な二人暮らしを続けるユースケの元に、さらに妹系美少女が給付されてくる。
そしてユリの前にも、100万人超のフォロワーを有する人気動画配信者ジュンイチが現れ、彼女に一目惚れをしたと告げる。
「君は彼女(ユリ)にとって相応しい男なのか?」
ジュンイチに問われ言葉を失うユースケ。
恋愛生活保護の解消とユリへの想いを賭けた「男勝負」が幕を開ける!
本当の男らしさとは、人を愛するということは――?
全ての答えは筋トレの先にある!
更にタフでホットになったハイテンション・マッスル・ラブコメ、待望の第2巻!!


まかさの二巻目。正直、1巻から間が空いてたし。この手の話は続きなさそうだなぁとか。そもそも1巻出せただけでもある意味奇跡やな、なんて思ってたんで。二巻の発表があったときは目を疑いました。結構好評だったみたいですね、この作品。

さて、本編の感想。今巻では人気ユーチューバーというだけで読者からの顰蹙を買いそうなジュンイチが登場し、ユースケ達の日常をかき回します。外面だけで薄っぺらなジュンイチと対比することにより、今巻で男に磨きを掛け。身も心もぎっしりと詰まったタフボーイに成長したユースケが輝きます。最後の筋トレバトルとか、まさにこの作品の集大成というか。「筋肉(筋トレ)は裏切らない」というキャッチコピーを文字通り体現するシーンでした。筋トレという己との勝負。その心情描写は一種のスポ根モノのようであり、なぜだか胸にこみ上げるものが……。

とまぁ、今巻で更に成長を遂げたユースケですが。他にも成長……というか感情に進歩があったキャラがいます。そう、ユリちゃんとアザミっすね。メインヒロイン二人が更にヒロインっぽく。ユースケへの恋愛感情を自覚し、ラブコメっぽい流れへと……。

僕的にはこの作品に対し期待してるのは、アニキの活躍。もとい筋肉とユースケの成長なので。こっからラブコメ入ってもう~んって感じですけどね。

折角こんなにアニキを前面に押し出した作品で、態々ラブコメ方面。しかもハーレムに舵を切らなくてもいいのでは? と思うんっすよ。

あ、そうそう。僕何気にジュンイチも良いキャラだったと思うんっすよ。悪役として。最初は只管鼻につくヤツだな~と思ってたんですけど。読み終わってみると憎めないんっすよ。これがカリスマユーチューバーとしての魅力か……。いやね、仕事に対する姿勢というか。エンターテイメントがいかなるものかを打算的にやってるのはプロとして当然で。観客を如何に楽しませるかを工夫してるのは感心出来るなと。まぁ性格はゲスですけどね。ナナちゃんのファーストキスと乳揉み奪ったことを考えると、死刑でも良い気がしますし。

ナナちゃんといえば。実は僕。ユリちゃんとナナちゃんで百合ん百合んなことになるのでは……!? と密かに期待してたんですけど。当然のごとくなりませんでした。いや、だって年下は年上に守られるもんよとか。絶対告白ですやん……。ジュンイチに幻滅して傷心のナナちゃんをユリちゃんが慰めて、そのまま惚れる展開だと思うじゃん?

まぁ、んなこと言ったらそもそもオナミーとアザミちゃんが同棲おねロリという強いコンビなのに百合方向にいかない時点でアレっすけどね! ま、ベン・トーで百合ップル入れてきたし。デビュー作も百合モノだったからと今作でも百合を期待するのは浅薄でしょう。

感想は大体こんなもんですかね。今巻ではユースケの家族。特に妹についての話がちょろちょろ出てきたので、次巻があるとすればそこらへんに触れていくんでしょうか。あとはラジオパーソナリティーの子も今後物語に関わってきそうだな~。


……と、ここまでの感想は概ね褒めてますが。ぶっちゃけると読んでる途中はそこまで純粋に楽しめなかったんですよね。やっぱりヒロインのキャラが薄いっていうのもありますし。どうしてもアサウラ氏の代表作である「ベン・トー」と比べてしまって……。サトーが恋しい……。弁当争奪戦や登場キャラ全員の濃さ、ギャグのキレ。どれをとってもベン・トーは完成されすぎてましたからね。この作品もベン・トーを忘れて読めば充分奇抜で面白い作品なんですけど……物足りないなぁ。

次出たとして買うか微妙なラインですね。


満足度:★★★☆☆
でも★3はつける。なぜなら僕が作品を楽しめないのは僕の精神状態によるものが大きいから……。正常な精神で読めばきっと楽しめます。
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Author:東 京人
感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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