「いもーとらいふ (下) 」、感想。

上巻→「いもーとらいふ (上) 」、感想。

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あらすじ
依存し合う二人の"一生"を描くちょっぴり苦い兄妹ラブコメ、完結編。

小説家になるという夢を叶えた妹。その事実は俺の存在意義を揺らがせた。
弱い妹が好き。そして、妹に頼られる自分が大事。そんな独りよがりな想いに気付いたところで人生は引き返せない。
だから俺は、妹と二人で一緒に暮らし続けることに決めた。俺には妹しかいない。これまでも、これからも。親から見捨てられても、世間から白い目で見られても。なるほど、気持ちの悪い兄妹だ。
だけど血肉を分けた妹に人生を捧げて寄り添い抱き合って我が道を行く。
俺の人生はこれで満足だ。


シスコンにーさんとブラコン妹のいもーとらいふ、完結。二巻という短い巻数ながら、二人の人生を最後まで描ききっておりました。

ただ、前巻でもあまり波乱のある話でもなかったですが。今巻はそれ以上……というか拍子抜けするほど淡々と話が進みます。下巻を読んだあとだと上巻って結構起伏ある話だったんだなと思えます。彼女に病的なシスコンがバレたり、妹が小説家デビューしたり、それで自身が妹に望むものに気付いちゃったり……。

下巻ではそれらについて悩み、答えを出していく話なのかと思ったら。前巻で出した答えのまま。ただ妹が好きで、妹の側に一生居ようと決意する話です。

妹が小説家になろうと思い、実際なるまでの話(妹視点)があったり。猿子との人生相談(?)があったりはしましたが。基本妹とイチャイチャしてるだけです。すごく仲睦まじいですが。恋愛感情とか、性愛なんかとは無縁なんですよね。最後まで妹として愛しているという姿勢にほっとしました。ここで性愛を向けられると、一気に生々しい感じになっちゃいますし。テーマからも外れてしまいますから。

でも、途中の一幕で妹はちょっと違うのかな? なんて思っちゃいました。彼女さんがいるか兄に探りを入れ、彼女の存在を間違いだと認めさせ、自分を優先させたこと。それに対して「かった」と優越感を覚えたとこ。そのあたりから妹をちょっと怖いなと思いました。妹も兄も狂ってますが。妹ちゃんの方がナチュラルに狂ってる。兄はまだ世間や常識が頭を過りますが。妹ちゃんにはそれすらないんですよね。妹と兄が愛し合い、一緒にいることが当然だと思っている。入間ヒロインの狂気を感じました。

あ、そうそう。今巻でも入間お得意のスターシステムが使われてましたが(猿子とか)。この話時系列的に虹色エイリアンやバカが~より結構あとなんっすかね。にーさんが猿子と話してる時点で宇宙人騒動は終わってる訳ですし。入間世界は基本全部繋がってると思ってますが。もしも当初の構想通り長々と続いていたら、その内エリオやしまむらさんやみーくんや閃かない探偵なんかも出てきたかも。

なにはともあれ。二人は幸せに暮らしましたとさ。ちゃんちゃん。


満足度:★★★☆☆
退屈さでいえば★2でもおかしくないけど……猿子出てきたの嬉しかったからな~~~★3っつ!
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感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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