「安達としまむら 5」、感想。

1巻→「安達としまむら」、感想。
2巻→「安達としまむら 2」、感想。
3巻→「安達としまむら 3」、感想。
4巻→「安達としまむら 4」、感想。

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あらすじ
高校二年の夏休みはイベントがいっぱい。
安達としまむら、二人で過ごす二度目の夏。

夏休みはしまむらと会えなくなる……お祭りに行ったり、プールで泳いだり、一緒にアイス食べたり、やりたいことがいっぱいありすぎて……そうだ、やりたいことリストだ!
かきかきかきかき……。
夏休みはいいものだ。なにがいいって朝、無理して起きなくていい。でも、やることがなくて、時間が過ぎるのが遅い。安達は何をしてるんだろ。バイトかな。っと、電話だ。花火大会? 別にいいけど──。
安達としまむらの夏休み。去年とは少し違う、高校二年の夏休みが始まる。


今巻はね、あだっちーがやべぇな。爆発しちゃったよあだっちー。一章部分で「樽見としまむらやんけ!」とか言って和んでる場合じゃない。こじらせてる安達さんが童貞メンタルぶつけちゃったよ。いやね、安達さんのね、メンタルも理解できるよ。うん。でもね、それを直接本人に言っちゃあかんよ。そういうのは心裡でこねくり回すもんなんだよ。おじさんね、4Pにも渡って怒涛の吐露見せられちゃったらね。驚いちゃうの。でもそんなあだっちーも好きよ。安達よ……頑張れ。敵は手強いぞ。僕、あだっちーがしまむらさんを陥落させるビジョンが見えないよ……。なんだか過去にトラウマでも抱えているのでは? なんていう憶測も飛び交ってるし。やめてくれよ……。しまむらさんに複雑な過去なんてないんや……。

あとね。安達さんの怒涛の科白ラッシュ聞いてね。しまむらさんが発した「めんどくさいなぁ」という言葉。あだっちーにとってはめっちゃ重く、自分自身を否定された気分になって。今迄積み上げてきたものが無為になるかもなんて思って。相当焦って意識改革にまで繋がる科白でしたけど。しまむらさんとしてはそんなつもりで言った訳じゃないと思うんすよ。一巻の頃から思ってましたけど。僕自身はしまむらさんと似たスタンスというか性格なんで、なんとなく分かるんですよね。

しまむらさんの言う「めんどくさい」ってのは安達の性格が面倒くさいっていう指摘でもあるんだけど。ニュアンス的に「雨降ってるなか学校行くの面倒くさいなぁ」くらいのものなんですよね。ぶっちゃけ割りとどうでもいい。しまむらさんは基本対人関係は適当ですし、一歩引いた感じなんですよね。

しまむらさんの友人観としては、もしも大学で上京したら。高校まで付き合いあった人間でも特に連絡取ろうと思わないし、別に寂しいとも思わないでしょう。友人関係ってのはその場限りのものですから。

安達さんの場合は、例え距離が開いたとしても。しまむらさんに拘泥し続けるでしょうな。立場や環境とか考慮せずに。それを直向だなぁとかいじらしいと評価するか。「めんどくさいなぁ」の一言で斬ってしまうか分かれるところですが。僕は後者です。

安達さんにとってしまむらさんが特別でも。しまむらさんにとっての安達さんは、何人かいる友達の内の一人なんですよね。ただ、ちょっと心配だなってだけの。

そこが認識の齟齬を生んでいるというか。二人の間に微妙な間を齎しているのでしょう。

で、最後。あだっちーがしまむらに対し。我儘を突き通す決意を固めたわけですねぇ。僕としては頑張ってしまむらさんの牙城を崩して欲しいですわ。

そうそう。本編(安達としまむら)が揺れまくっていたのと対比するように。日野と永藤は安定感やばいっすわ。あれが幼なじみの力か……僕には理解できねぇ。僕にも幼稚園以来の幼なじみいますけど。大学で上京したらどうでもよくなりましたからね。もしかして僕は結構薄情なのかもしれない。
それに、今巻ではやっちーとしょーさんの関係もちょっと揺れてるかなって気がします。恋愛……にはいかないかもですが。なんか怪しい。あと、やっちーが帰りそうで気が気じゃない。

おい、それと入間。お前あとがき適当すぎるだろ。さすがにネタ切れか?


満足度:★★★★☆
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