「世界で2番目におもしろいライトノベル。」、感想。

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あらすじ
認知度海抜0mを自負する高校生「祭」は、ある日“エンディング後の主人公”と名乗る4人と出会う。非日常に飽き飽きした彼女たちは、平凡な日常を取り戻すため、どんな凡人でも主人公に変えてしまう“英雄係数”をもらってくれと、祭に頼む。最初は全力で断る祭だったが、“元魔法少女”の「夏恋」の危機を救う為、4人全員の英雄係数を引き受けた瞬間…世界が一変!“魔法少女”がヒロインに、“学園異能の覇者”は悪友に、“異世界の救世主”は妹に、“伝説の勇者”は担任に。なんと祭は、最強の元主人公たちを脇役に従え、世界を守るラノベ主人公になってしまった!ライトノベルへの愛と憎しみに満ちた、泣けて笑える終幕英雄“エンドロール”ラブコメ、新発売!!

「ライトノベルへの愛と憎しみに満ちた作品」という謳い文句に惹かれ購入しちゃいました。そりゃねぇ、長くラノベ読んでればラノベ業界に対し純粋な気持ちなんて抱けないでしょ。愛憎入り交じった気持ちでしょ、普通は。

そんな僕にはお誂え向きな本って訳ですよ。

でもな。取り敢えず一つだけ言わせてくれ。この作品は別に、ラノベdisとかはないんだ。この作品からは只管“愛”しか感じない。作者が「ライトノベルを愛してるんだなぁ」っていうのがひしひしと伝わってくるし、それをテーマにしてることが分かる程に。だからな。「ライトノベルが嫌いで嫌いで、ライトノベルを叩きたくてしょうがない。ラノベに関わる人間全てを貶したい」っていう人間は読まない方がいいな。いや、そういう人間はそもそもラノベを読まねぇか。これはどちらかというと、「昔はラノベを好きだったけど。今のはなんか違くね?」と疑問を抱いてる人間に向けての本だ。つまり僕にピッタリ!僕散々ラノベ貶してるしラノベ好きは基本気持ち悪いくらいに思ってるけど。ラノベ嫌いじゃないからね。愛があるからね? そこんとこ勘違いしないでよね。

で、本編の感想(上記も感想といえば感想だけど)。僕としては文章のノリとか、主人公の性格についていけるかがネックになってくると思う。僕は結構好きな感じというか。合致したんだけど。合わない人は拒否反応強そうだなぁと。主人公ネガティブでひねくれてるし。でも終盤は無駄に熱いよ!

個人的には紙面上に散りばめられたパロネタもうまい具合に使えてるし、会話劇も面白いし。ギャグラノベとしてはいい線いってると思うよ。全編ギャグという訳でなく、シリアスな部分もあるけど。それだってコメディな雰囲気を壊さずに自然に溶けこんでるし。

ざっくばらんにいえばAURAをコメディ寄りにした感じかな。作者さんのブログにも書いてあった通り。笑って泣ける熱いライトノベルです。いや、実際に泣いた訳じゃないけどさ。涙腺めっちゃ弱い人は泣くかもな、なんて思ったり。それだけ愛情が詰まってるんすよ。

個人的にはね、この作品のテーマとは多少ズレるけど。288頁の科白が胸に刺さったかな。
「いいことがあったらみんなでちゃんと祝うんだ。辛いことがあったらわんわん泣くんだ。日常ってのはただ呼吸することじゃない。楽しけりゃ笑って、腹が立ちゃ怒って、そうやって当たり前のことを当たり前にやるのが日常だ」

僕にとって日常とは、ただ毎日が何事も無く。味気なく過ぎていくものだと思ってました。なんとか日々をやり過ごしていくものだと思ってました。でも違かったんですね。日常に対する認識が少しだけ改めさせられたかもしれません。まぁ、僕の日常は変わらんけどな!

総合すると。僕は結構このラノベ好きだよ。


満足度:★★★★☆
★4.5~くらい。
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Author:東 京人
感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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