「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈6〉」、感想。

1巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車」、感想。
2巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈2〉」、感想。
3巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈3〉」、感想。
4巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈4〉」、感想。
5巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈5〉」、感想。

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あらすじ
ニーナの憧れの歌手・リディアがアンフレックでコンサートをすることに。幼い頃に野良戦車によって全てを奪われた彼女の、平和を訴える歌声は世界中から賞賛されていた。そんなリディアのコンサートへの出演依頼が、ラビッツの元に舞い込んできた!手の届かない憧れの存在に会えると聞き、喜びを隠しきれないニーナだったが『白い歌姫』とも呼ばれる世紀の歌い手は、実はとんだわがまま娘で…。ステージに立つことになったラビッツは、とんでもない衣装を着せられたり、慣れない歌に苦労したりと大騒ぎ!しかし、コンサートの影では、ある陰謀が進行していて…。

3巻以降。そこまでハードな話もなく。緩やかにきていたのですが。ここにきて結構ハードというか。遣る瀬無いお話をぶっこんできましたね。遣る瀬無さ、やり切れなさ、切なさという意味では二巻が白眉なのですが。今巻も中々にクルものはあります。プロローグの時点で若干の不穏さは感じるものの、前半までは和やかな雰囲気で。「あ~、今巻も平和な内容なのか~」なんて思ったらやっぱりシリアスな方向に転がるんですよねぇ。今巻は人がバンバン死にますよ。構図というかテーマ的には二巻に通ずるものがありますね。
「相手にも相手の正義があり、それが認められないなら相手が誰であれ対峙しなければならない」。

ただ、二巻に比べるとやっぱり劣るんですよね。テオドーレちゃんの魅力値がダンチなので。それに、その対峙を通してどう登場人物が成長したかってのも大事ですから。二巻ではニーナが精神的にかなり成長してますし、己が戦う覚悟を決める契機になりました。でも今巻ではメインキャラの心情に大きな変化はなく、リディアの変化も大きなものとは思えないんです。そういう意味ではスプライカの思想に同意出来るかどうかを置いても、そこまで心に残らないんですよね。

というか、そもそも二巻は主人公であるニーナとその初めての友達であるテオドーレちゃんの対峙でしたが。今巻ではぱっと出の新キャラ(失礼だけど真実)とその家族(のような存在)じゃないですか。どっちがより読者が心情移入出来るかっつったら断然前者ですよね。つまりはキャラの掘り下げ不足。そのせいで割りとどうでもいい感じに思えちゃったんじゃないかなぁ。

という訳で。いよいよ残り二巻です。次巻からラストに向けて物語が大きく動きそうですね。今迄色々活動してきましたが、大元の話はあまり進んでない気がしたので。やっと動くのかな、と。まぁ、野良戦車よりもシヴァレル連邦をどうにかした方がいいと思いますけどね。


満足度:★★★☆☆
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感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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