「半分の月がのぼる空〈6〉 ―life goes on―」、感想。

1巻→「半分の月がのぼる空 ―looking up at the half‐moon―」、感想。
2巻→「半分の月がのぼる空〈2〉 waiting for the half‐moon」、感想。
3巻→「半分の月がのぼる空〈3〉 ―wishing upon the half‐moon―」、感想。
4巻→「半分の月がのぼる空〈4〉 ―grabbing at the half-moon―」、感想。
5巻→「半分の月がのぼる空〈5〉 ―long long walking under the half moon―」、感想。

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あらすじ
ついに退院した里香は、僕と同じ学校に通うことになった。正真正銘のスクールライフを送る日がやってきたんだ。いっしょの登校、いっしょの校庭、いっしょの下校。帰りに七越ぱんじゅうを買ったりしてさ。なんでもない、ありふれた日常だけれど、長い道を歩いてようやくたどり着いたのがそこだった。そう、僕たちが生きていく場所は病院じゃないんだ。当たり前の場所で、当たり前の生活を送る日々が、本当に大切なこと―。“僕たちはこの小さな町で寄り添って生きていく”橋本紡&山本ケイジが贈る、大好評シリーズ第六弾!本編完結編。

後日談のような本編最終巻。当たり前のように続いていく、日常のお話。

病院は通り過ぎる場所であり、留まる場所ではない。ということで舞台は伊勢の町と学校へ。普通に登校している里香に泣きそうになりながらもほんとに大丈夫か?と驚いたり。というか前巻から一気に月日が飛んだな。そして裕一が留年していたのは笑ってしまった。まぁ、裕一が留年したことにより。裕一の周りの人物。山西や司やみゆきがそれぞれどんな進路を歩むのか、っていうのを冷静に描写できていてよかったかな。病気とか関係なく。皆それぞれ未来と向かい合って、選んで進んでいく。そんな話なのかもしれない。出て行くものと残されるもの。それぞれに思うところはあるでしょう。

そしてこのシリーズで地味に好きだった夏目先生。最後の裕一とのシーンはやっぱりじーんとくるね。裕一の覚悟を今一度確かめて、非情な現実を提示して。その上でちゃんと背中を押していってくれる。夏目先生もこの物語の中で成長した人物だと思う。夏目先生が伊勢を離れてしまうのはやっぱり寂しいっす。最後のシーンとか。もし夏目先生がいたら代わりに検査するんだろうなぁとか。裕一と一緒に里香を宥めるんだろうなぁとか。夏目先生は裕一だけじゃなくて里香にも色々重ねて、大事に思ってたのかな、なんて。

取り敢えず。今回はちゃんと最後まで読むことが出来ました。一応短篇集があと2巻ほどありますが。僕は6巻まででいいかな。図書館からの借り物で、そこには6巻までしか置いてなかったですし。

こういう話。今ではラノベから出すのは難しいんだろうなぁ……。

皆、異世界ばっかりに目を向けてないで現実も見よ?日常こそ最高のファンタジーだよ?


満足度:★★★☆☆
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感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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