「棺姫のチャイカⅫ」、感想。

棺姫のチャイカ (12) (富士見ファンタジア文庫)棺姫のチャイカ (12) (富士見ファンタジア文庫)
(2015/03/20)
榊 一郎

商品詳細を見る



あらすじ
ガズ皇帝との激戦後、消息不明となったトールとチャイカ。二人を探す旅に出たアカリと紅チャイカ。フェルビスト大陸に訪れた束の間の平和の中で、彼らは、彼女らは、どこで何をしているのか?そしてガズ皇帝亡き後も『チャイカ』という存在を警戒するジレット。いまだ明確な『終わり』が見えない中、ダチア子爵領で『ガズ帝国軍』―旧ガズ帝国の正統後継を名乗る少女を旗頭とした武装集団が現れ―。「我が名はチャイカ・ガズ」そう名乗った彼女のそばには、機杖を持った少女と黒衣の若者の姿が…。『チャイカ』サーガを締めくくる真のエンディング!!

チャイカサーガ、遂に完結!

という訳で棺姫のチャイカ最終巻です。今度という今度こそ最終巻です。物語としては前巻が最終巻みたいなものでしたが。この巻は後日談+おまけってことで。まぁ、確かに物語としては前巻で綺麗に(?)決着はついてますけど。その後が気になって仕方ない引きでしたからね。僕としては余韻の残る終わりでいいと思うんですけど。その後の話があるというなら今まで読んできた訳ですしそりゃ読みますよ。

でもね。後日談始まった瞬間結構ビビったよね。てっきりアカリと赤チャイカがトールと白チャイカを探す話始まると思ったら知らないチャイカが出てくるわなんかトールと白チャイカっぽい新キャラ出てくるわで。まぁ面白かったからいいけどね。でも一気に話飛んだ感あったよね。とっくに白チャイカとトール見つけたあとだったどころかチャイカ残党潰して回ってるってんだからさ。しかも最終的に新生ガズ帝国作っちゃうわけっしょ。そりゃびっくりよ。ほほーそう締めるか~って思わず唸っちゃったね。長く壮大な物語の終わりは“これから”を想像させるハーレムエンドってな。思ってたのと違う後日談だったけどまぁいっかな。にしてもどうしてユリエが偽物って弓兵にバレたんやろな。そこだけが疑問。

そしておまけに収録された弓聖の話。時系列的には遺体集めをしている途中。まだニーサマが人間やめてなかった頃の話ですね。詳しい時系列はよく分からないけどそこら辺はアバウトな認識でいいっぽいと思う。フェイラ使いのチャイカが出てきたりガズ皇帝滅ぼした英雄の一人が出てきたりそいつと交渉して遺体ゲットしたり。なんていうかいつものチャイカというか。2,3巻あたりでやっててもおかしくないような話だったね。というかこの最終巻後日談とこの話で二巻分分けられるっしょって感じだったし。

んー、僕の感想としてはこんなもんかな。今更驚きとか感動するような部分もないし。

あ、でもアカリとトールの会話が読めなくなるのはちょっとさびしいかな。決して面白いモノではなかったんだけど。癒やしというか和むというか。場面場面に効果的に作用してたよね、あの会話は。緊張感を保ちつつ一旦場を落ち着かせたり、場面の転換点で入れたりと。他の作家がやったらただ滑るだけで非難轟々なんだろうけど榊さんだからこそ書ける空気感とテンポなんだろうなぁ。さすがは古くからいる実力者ですよ。そこの評価はホントに僕の中で高い。チャイカを構成する大事な部分でもあると思ってる。

ま、兎に角。四年と五ヶ月お疲れ様でした!


満足度:★★★☆☆
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

読書メーター
キョウトさんの読書メーター
相互ブログ更新情報
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
オススメラノベ
イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)
(2001/10)
秋山 瑞人

商品詳細を見る
旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)
(2008/03/10)
萬屋 直人

商品詳細を見る
ミミズクと夜の王 (電撃文庫)ミミズクと夜の王 (電撃文庫)
(2007/02)
紅玉 いづき

商品詳細を見る
紫色のクオリア (電撃文庫)紫色のクオリア (電撃文庫)
(2009/07/10)
うえお 久光

商品詳細を見る
雨の日のアイリス (電撃文庫)雨の日のアイリス (電撃文庫)
(2011/05/10)
松山 剛

商品詳細を見る
マテリアルゴースト (富士見ファンタジア文庫)マテリアルゴースト (富士見ファンタジア文庫)
(2006/01/20)
葵 せきな

商品詳細を見る
DDD 1 (講談社BOX)DDD 1 (講談社BOX)
(2007/01/10)
奈須 きのこ

商品詳細を見る
空ろの箱と零(ゼロ)のマリア (電撃文庫)空ろの箱と零(ゼロ)のマリア (電撃文庫)
(2009/01/07)
御影 瑛路

商品詳細を見る
AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)
(2008/07/19)
田中 ロミオ

商品詳細を見る
空色パンデミック1 (ファミ通文庫)空色パンデミック1 (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
本田 誠

商品詳細を見る
B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
綾里 けいし

商品詳細を見る
機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing 機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing "Cannibal Candy" (MF文庫J)
(2009/11/21)
海冬 レイジ

商品詳細を見る
ベン・トー サバの味噌煮290円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー サバの味噌煮290円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2008/02/22)
アサウラ

商品詳細を見る
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
(2009/02/25)
桜庭 一樹

商品詳細を見る
AKUMAで少女 (HJ文庫)AKUMAで少女 (HJ文庫)
(2007/08/01)
わかつき ひかる

商品詳細を見る
世界の終わり、素晴らしき日々より (電撃文庫)世界の終わり、素晴らしき日々より (電撃文庫)
(2012/09/07)
一二三スイ

商品詳細を見る
カウンター
プロフィール

東 京人

Author:東 京人
感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ツイッター