「ノクチルカ笑う」、感想。

ノクチルカ笑う (講談社文庫)ノクチルカ笑う (講談社文庫)
(2014/10/15)
柴村 仁

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あらすじ
死体って、光るのかな。文化祭の準備中、お化け屋敷の人形を見て眩いた女子の一言を、沖津は聞き逃さなかった。人をつっつくこと、陥れることが趣味のイケメン沖津は、人形を作った美術部男子が光る死体の秘密を知っていると勘づく。美術教師には卒業生の由良彼方が着任中。「由良シリーズ」待望の新作。

完全にプシュケの系譜を踏む話はセイジャの式日で終わりだと思ってたから書店でこの本を見かけた時は驚いた。というか「由良シリーズ」なんて呼称されていることを初めて知った。最初は電撃、次からはMWになり最終的には講談社……完全に一般向けへとシフトしましたね。僕的にはこういうラノベあってもいいと思うんですけど。やはり読者層と業界がそれを許さないのでしょう。

兎にも角にも。由良シリーズの新作となれば買わないわけがありません。柴村仁さんの文章は小説家の中でもかなり好きな方ですからね。

今回も繊細で美しくどこか妖艶。それでいて残酷さと悲哀さを覗かせる雰囲気が最高でした。期待した通りの作風で安心です。柴村さんの書く登場人物は全員妙にリアリティがあるのもいいですね。どこにでもいそうな感じが。いや、勿論メインで登場しているキャラは皆他とは違う特殊な過去やら事情やら抱えているんですけど。それでももしかしたらいるかもしれないと思えるんですよね。人間、内で何を考えているかなんて分かりませんし。気付かないだけで作中のような境遇の人間が居てもおかしくないんですよ。




満足度:★★★☆☆
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Author:東 京人
感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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