「B.A.D. 13 そして、繭墨は明日もチョコレートを食べる」、感想。

B.A.D. 13 そして、繭墨は明日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)B.A.D. 13 そして、繭墨は明日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)
(2014/05/30)
綾里けいし

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あらすじ
彼女は、僕の運命だった――

「諦められませんよ、繭さんを」繭墨あざかは異界に沈んだだけだ。
だが、早く迎えに行かなければ、彼女は本当に死んでしまうだろう。
再び異界にゆく手段を探す僕の前に、繭墨分家の長・定下が現れた。
あざかを紅い女に捧げたままにしたい彼に“あさとと共に繭墨家の新たな呪いを解く"ことを協力の代償として求められた。
そして再び訪れた繭墨本家で僕は決定的な間違いを犯してしまい――。
残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー完結。


という訳で、ついにB.A.D.も最終巻です。いやぁ~無事、綺麗に締めたかなって気がします。収まるべきところに収まったな、と。

さて、今巻はぶっちゃけ繭さんの出番はそこまで多くないです。まぁしょうがないですね。敵の本陣に幽閉されてるんですから。ということで。今巻は「小田桐勤と繭墨あさと、最初で最後の事件」ということになります。前巻から順調にデレてきていた狐が完全にこっち側に付きます。彼や小田桐くん含め。この作品に出てきたキャラは複雑な葛藤を抱えているものですが。最終巻で全てになんらかの決着が着けられたのは良かったですね。
キャラ同士の関係、というのでは、小田桐くんと繭さんの関係は最後まで面白かったです。平行線で、交わることのない。それでも、共に隣を歩き続けた人。依存はせず、互いに認めず、でもいつか。また会うことになるだろう。そんな二人。

B.A.D.という作品を全巻通して。「醜悪で美しい」、「人間の心情」という二点を描き続けたなと僕は思います。そこは素直に評価出来るところですね。途中で飽きることもありましたが、最終巻まで読んだ今は。悪くなかったな、と思えます。それと、この作品の見所の一つとして。装丁の美しさっていうのもありますね。全巻良い仕事してくれました。一巻と繋がる、というか一巻の対比となる今巻の表紙もシンプルですけど好きです。

色々と余韻というか、感慨深さを噛み締めながらこれで締めさせてもらいます。そういえば、まだチョコレイトデイズを後一巻程出すそうですね。後日談みたいですし、あんまり外伝とか買わない質ですけど買ってみようと思います。




満足度:★★★★★
本当は星4と5の中間ぐらいだけど。最終巻だし少し余韻に浸らしてくれたからその分サービスです。
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感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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