「愚物語」、感想。

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あらすじ
阿良々木暦を監視する式神童女・斧乃木余接。死体の付喪神である彼女が挑む、命がけの死闘とは!? <物語>は育ち、走りつづけて燃え盛る!
これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
青春は、いたみと平和のくりかえし。


化物語シリーズオフシーズン第一弾。内容としては本編を補完するというよりは、補完する必要のない。脇道の話です。少なくとも阿良々木くん視点では。

阿良々木くんがメインの物語としては本当に前巻で終わっている(大学生になった阿良々木くんがどうしてるか少し気になるが)こともあり。今巻では老倉、駿河、余接ちゃん達が始める。阿良々木くんが介入しないエピソードです。物語シリーズには珍しく。時系列も特にこんがらかってることもなく。老倉を除いて時期的には前巻より後。つまり阿良々木くんが無事大学生になっている頃の話です。老倉に関しても、実質阿良々木くんと関わるエピソードは全て終わったあとなので。時系列的に簡明直截ですね。

それと、各話に第零話とついてるとおり。どのエピソードも続きを匂わせる感じとなっています。まぁ、書く機会があれば書くと西尾は言ってますけど。気になる……というか問題になりそうなのは老倉と駿河の話ぐらいですかね。老倉の話はアレで続きないのは酷いですし。駿河に関しても一夏をかけた大冒険が予見されますし。余接ちゃん(と月火ちゃん)の話は……ある意味もうオチがついてるというか。二人はなんやかんやで仲良く魔法少女ごっこ(命がけ)をし続けました。ちゃんちゃんでいいと思います。

で、アウトラインだけでなく細部……というか各話にも触れていきますと。老倉さんのエピソードは正直読んでてすごいしんどかったです。とにかく老倉さんの語り口が冗長でつまらない。阿良々木くんが如何にウィットに富んだ語り手だったかを思い知らされます。いやね、早く話進めろよってずっと思いながら読んでましたもん。そのせいで話自体もページ数の割にそんな動かんしな。老倉さん視点の話はもう懲り懲りだな~って感じ。次に駿河。苦痛だった老倉の次なんで、結構するする読めました。扇くんとの掛け合いも悪くない。それに遠江さんもちゃっかり出てきてくれたしね。最後に余接ちゃん。余接ちゃん視点の話も概ね読みやすかった。というか老倉が異常だったんだよな。序盤から延々とくっそどうでもいい内情語られて、話が一向に進まないなんて。普通許されませんからね。気をつけてね、ホント。次やったらマジで怒るからね、西尾くん。

次巻の業物語……も一応買うかなぁ~。


満足度:★★☆☆☆
くそ甘評価でここまで読んできた人間が★2点けるって、よっぽどやぞ。
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「生ポアニキ パンプアップ」、感想。

1巻→「生ポアニキ」、感想。

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あらすじ
ユリが好きだという気持ちを抱えながら、相変わらずマッチョなアニキとの健全な二人暮らしを続けるユースケの元に、さらに妹系美少女が給付されてくる。
そしてユリの前にも、100万人超のフォロワーを有する人気動画配信者ジュンイチが現れ、彼女に一目惚れをしたと告げる。
「君は彼女(ユリ)にとって相応しい男なのか?」
ジュンイチに問われ言葉を失うユースケ。
恋愛生活保護の解消とユリへの想いを賭けた「男勝負」が幕を開ける!
本当の男らしさとは、人を愛するということは――?
全ての答えは筋トレの先にある!
更にタフでホットになったハイテンション・マッスル・ラブコメ、待望の第2巻!!


まかさの二巻目。正直、1巻から間が空いてたし。この手の話は続きなさそうだなぁとか。そもそも1巻出せただけでもある意味奇跡やな、なんて思ってたんで。二巻の発表があったときは目を疑いました。結構好評だったみたいですね、この作品。

さて、本編の感想。今巻では人気ユーチューバーというだけで読者からの顰蹙を買いそうなジュンイチが登場し、ユースケ達の日常をかき回します。外面だけで薄っぺらなジュンイチと対比することにより、今巻で男に磨きを掛け。身も心もぎっしりと詰まったタフボーイに成長したユースケが輝きます。最後の筋トレバトルとか、まさにこの作品の集大成というか。「筋肉(筋トレ)は裏切らない」というキャッチコピーを文字通り体現するシーンでした。筋トレという己との勝負。その心情描写は一種のスポ根モノのようであり、なぜだか胸にこみ上げるものが……。

とまぁ、今巻で更に成長を遂げたユースケですが。他にも成長……というか感情に進歩があったキャラがいます。そう、ユリちゃんとアザミっすね。メインヒロイン二人が更にヒロインっぽく。ユースケへの恋愛感情を自覚し、ラブコメっぽい流れへと……。

僕的にはこの作品に対し期待してるのは、アニキの活躍。もとい筋肉とユースケの成長なので。こっからラブコメ入ってもう~んって感じですけどね。

折角こんなにアニキを前面に押し出した作品で、態々ラブコメ方面。しかもハーレムに舵を切らなくてもいいのでは? と思うんっすよ。

あ、そうそう。僕何気にジュンイチも良いキャラだったと思うんっすよ。悪役として。最初は只管鼻につくヤツだな~と思ってたんですけど。読み終わってみると憎めないんっすよ。これがカリスマユーチューバーとしての魅力か……。いやね、仕事に対する姿勢というか。エンターテイメントがいかなるものかを打算的にやってるのはプロとして当然で。観客を如何に楽しませるかを工夫してるのは感心出来るなと。まぁ性格はゲスですけどね。ナナちゃんのファーストキスと乳揉み奪ったことを考えると、死刑でも良い気がしますし。

ナナちゃんといえば。実は僕。ユリちゃんとナナちゃんで百合ん百合んなことになるのでは……!? と密かに期待してたんですけど。当然のごとくなりませんでした。いや、だって年下は年上に守られるもんよとか。絶対告白ですやん……。ジュンイチに幻滅して傷心のナナちゃんをユリちゃんが慰めて、そのまま惚れる展開だと思うじゃん?

まぁ、んなこと言ったらそもそもオナミーとアザミちゃんが同棲おねロリという強いコンビなのに百合方向にいかない時点でアレっすけどね! ま、ベン・トーで百合ップル入れてきたし。デビュー作も百合モノだったからと今作でも百合を期待するのは浅薄でしょう。

感想は大体こんなもんですかね。今巻ではユースケの家族。特に妹についての話がちょろちょろ出てきたので、次巻があるとすればそこらへんに触れていくんでしょうか。あとはラジオパーソナリティーの子も今後物語に関わってきそうだな~。


……と、ここまでの感想は概ね褒めてますが。ぶっちゃけると読んでる途中はそこまで純粋に楽しめなかったんですよね。やっぱりヒロインのキャラが薄いっていうのもありますし。どうしてもアサウラ氏の代表作である「ベン・トー」と比べてしまって……。サトーが恋しい……。弁当争奪戦や登場キャラ全員の濃さ、ギャグのキレ。どれをとってもベン・トーは完成されすぎてましたからね。この作品もベン・トーを忘れて読めば充分奇抜で面白い作品なんですけど……物足りないなぁ。

次出たとして買うか微妙なラインですね。


満足度:★★★☆☆
でも★3はつける。なぜなら僕が作品を楽しめないのは僕の精神状態によるものが大きいから……。正常な精神で読めばきっと楽しめます。
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感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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