スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「僕と彼女とギャルゲーな戦い」、感想。

51mO7mIB1CL.jpg


あらすじ
小説家を目指すも夢破れ、就活では60社を受け連敗中。そんな失意の底に沈む嶋谷一(通称イチ)の前に現れたのは、高校時代に憧れていた美しき先輩。彼女は昔と変わらぬ笑みを浮かべ、戸惑うイチにこう告げるのであった。「私に、付き合ってほしいの」。ギャルゲーのような展開で騒がしくなったイチの夏休み。しかしイチが引きずり込まれたのは、まさにギャルゲー作りの現場そのものだった!?ちょっとショッパイ青春グラフティ。

自分と主人公の境遇が似ている作品っていうのは、どうしても手に取りたくなりますよねぇ。ということで読ませて頂いた一冊。

さて、本編の感想ですがね。最初読み始めて、先輩が出てきたところまではなんとなく「NHKにようこそ」っぽいなぁなんて思ってました。でもまぁあらすじからも分かる通り。本作はお仕事モノでありモノづくり系のお話です。最初は主人公幾らなんでも無知すぎやしないかとイライラしたり、察しの悪さに呆れたりと。あまり主人公を好きになれなかったのですが。中盤。主人公がゲーム作りに真剣に打ち込んでいくようになってからはかなり心情移入出来ました。

限られたリソースやクライアントとのズレ、法律による縛りや時間。色々な制限のもと、自分たちが出来る最高の仕事をし。私情を押し殺してでも世に作品を送り出す。それがゲーム制作というもの。自分が納得いくまで作品を作れるということが、どれだけ恵まれたことかを説かれる内容でもある。どんなに悔いがあろうとも、自分がした事に責任を持つ。それがプロの仕事ってワケですね。

いや~展開が熱いですわ。次々とアクシデントに見舞われながらも、なんとか歯を食いしばって。しがみついて。なんとしてもやってやろうと邁進し続ける。クリエイターとして譲りたくない部分を断念させられて……逃げ出して……。それでもとまた再起する。要素だけ抜き出しても文句なしに熱いんですよね。

簡明直截にいえば、ゲーム制作版白箱です。話も上手く纏まってますし、中盤に入ってからは物語にすっかり没入してしまいました。

ゲーム制作に興味がある人。創作活動をしている人には是非読んで欲しい一冊ですね。


満足度:★★★★☆
実質4.5~
スポンサーサイト

「Lady!? Steady,GO!!」、感想。

61MuxaQcp4L.jpg


あらすじ
『バカテス』の井上堅二が贈る新たなバカ達の狂宴、開幕!

僕、静目圭には一つ年上の幼馴染みがいる。僕がセンパイと呼ぶその彼はとても優秀だ。
できないことは皆無だと言い切れるほどに。
最高の身体能力に、最高の知力に、最高の容姿。
超巨大複合企業《SANADA》の次期当主になるべく、幼少時から特殊な環境で教育を受け続けたセンパイ。
しかしその彼には、残念ながら常識が皆無だった!
そんなセンパイこと真田燐之介と、その教育係として日々奔走する僕の、
後継者争い本格参戦への幕が今上がる――!!


バカテスシリーズ作者井上先生の新作。今作も中々笑わせてもらいましたが、僕が思っていた作品とはちょっと違ったかな?

なんていうかね。ギャグのクオリティはさすがは井上先生なんだけどね。今回はメインのシナリオが結構シリアスというか、そもそも題材がシリアスなんで。話の筋とか設定は結構重いんですよね。それでも読んでる時はその重さを意識させないあたり、バランスよくギャグを盛り込んでるなぁとは思うんですが。

僕が井上先生に求めてるものは“笑える作品”という一点であり、そういった意味では期待ハズレで物足りないかなぁと。いやね、充分笑えたんだよ? でもね、やっぱりバカテスと比べるとどうしても劣るんだよね。キャラといいギャグのキレといい。

先輩のキャラは好きだけど、主人公のキャラはまだ微妙かな。正直、付録のバカテス小冊子のほうが面白かった。

まぁ、それでも次巻以降も読むんですけどね。だって、井上先生の作品にしては微妙でも。バイアスなしで見た作品のクオリティは高いし。そこらのギャグラノベと比べれば鶏群一鶴って感じですよ。


満足度:★★★★☆

「安達としまむら 5」、感想。

1巻→「安達としまむら」、感想。
2巻→「安達としまむら 2」、感想。
3巻→「安達としまむら 3」、感想。
4巻→「安達としまむら 4」、感想。

71Oq7Xee-kL.jpg


あらすじ
高校二年の夏休みはイベントがいっぱい。
安達としまむら、二人で過ごす二度目の夏。

夏休みはしまむらと会えなくなる……お祭りに行ったり、プールで泳いだり、一緒にアイス食べたり、やりたいことがいっぱいありすぎて……そうだ、やりたいことリストだ!
かきかきかきかき……。
夏休みはいいものだ。なにがいいって朝、無理して起きなくていい。でも、やることがなくて、時間が過ぎるのが遅い。安達は何をしてるんだろ。バイトかな。っと、電話だ。花火大会? 別にいいけど──。
安達としまむらの夏休み。去年とは少し違う、高校二年の夏休みが始まる。


今巻はね、あだっちーがやべぇな。爆発しちゃったよあだっちー。一章部分で「樽見としまむらやんけ!」とか言って和んでる場合じゃない。こじらせてる安達さんが童貞メンタルぶつけちゃったよ。いやね、安達さんのね、メンタルも理解できるよ。うん。でもね、それを直接本人に言っちゃあかんよ。そういうのは心裡でこねくり回すもんなんだよ。おじさんね、4Pにも渡って怒涛の吐露見せられちゃったらね。驚いちゃうの。でもそんなあだっちーも好きよ。安達よ……頑張れ。敵は手強いぞ。僕、あだっちーがしまむらさんを陥落させるビジョンが見えないよ……。なんだか過去にトラウマでも抱えているのでは? なんていう憶測も飛び交ってるし。やめてくれよ……。しまむらさんに複雑な過去なんてないんや……。

あとね。安達さんの怒涛の科白ラッシュ聞いてね。しまむらさんが発した「めんどくさいなぁ」という言葉。あだっちーにとってはめっちゃ重く、自分自身を否定された気分になって。今迄積み上げてきたものが無為になるかもなんて思って。相当焦って意識改革にまで繋がる科白でしたけど。しまむらさんとしてはそんなつもりで言った訳じゃないと思うんすよ。一巻の頃から思ってましたけど。僕自身はしまむらさんと似たスタンスというか性格なんで、なんとなく分かるんですよね。

しまむらさんの言う「めんどくさい」ってのは安達の性格が面倒くさいっていう指摘でもあるんだけど。ニュアンス的に「雨降ってるなか学校行くの面倒くさいなぁ」くらいのものなんですよね。ぶっちゃけ割りとどうでもいい。しまむらさんは基本対人関係は適当ですし、一歩引いた感じなんですよね。

しまむらさんの友人観としては、もしも大学で上京したら。高校まで付き合いあった人間でも特に連絡取ろうと思わないし、別に寂しいとも思わないでしょう。友人関係ってのはその場限りのものですから。

安達さんの場合は、例え距離が開いたとしても。しまむらさんに拘泥し続けるでしょうな。立場や環境とか考慮せずに。それを直向だなぁとかいじらしいと評価するか。「めんどくさいなぁ」の一言で斬ってしまうか分かれるところですが。僕は後者です。

安達さんにとってしまむらさんが特別でも。しまむらさんにとっての安達さんは、何人かいる友達の内の一人なんですよね。ただ、ちょっと心配だなってだけの。

そこが認識の齟齬を生んでいるというか。二人の間に微妙な間を齎しているのでしょう。

で、最後。あだっちーがしまむらに対し。我儘を突き通す決意を固めたわけですねぇ。僕としては頑張ってしまむらさんの牙城を崩して欲しいですわ。

そうそう。本編(安達としまむら)が揺れまくっていたのと対比するように。日野と永藤は安定感やばいっすわ。あれが幼なじみの力か……僕には理解できねぇ。僕にも幼稚園以来の幼なじみいますけど。大学で上京したらどうでもよくなりましたからね。もしかして僕は結構薄情なのかもしれない。
それに、今巻ではやっちーとしょーさんの関係もちょっと揺れてるかなって気がします。恋愛……にはいかないかもですが。なんか怪しい。あと、やっちーが帰りそうで気が気じゃない。

おい、それと入間。お前あとがき適当すぎるだろ。さすがにネタ切れか?


満足度:★★★★☆

「世界で2番目におもしろいライトノベル。」、感想。

512x6oJowXL.jpg


あらすじ
認知度海抜0mを自負する高校生「祭」は、ある日“エンディング後の主人公”と名乗る4人と出会う。非日常に飽き飽きした彼女たちは、平凡な日常を取り戻すため、どんな凡人でも主人公に変えてしまう“英雄係数”をもらってくれと、祭に頼む。最初は全力で断る祭だったが、“元魔法少女”の「夏恋」の危機を救う為、4人全員の英雄係数を引き受けた瞬間…世界が一変!“魔法少女”がヒロインに、“学園異能の覇者”は悪友に、“異世界の救世主”は妹に、“伝説の勇者”は担任に。なんと祭は、最強の元主人公たちを脇役に従え、世界を守るラノベ主人公になってしまった!ライトノベルへの愛と憎しみに満ちた、泣けて笑える終幕英雄“エンドロール”ラブコメ、新発売!!

「ライトノベルへの愛と憎しみに満ちた作品」という謳い文句に惹かれ購入しちゃいました。そりゃねぇ、長くラノベ読んでればラノベ業界に対し純粋な気持ちなんて抱けないでしょ。愛憎入り交じった気持ちでしょ、普通は。

そんな僕にはお誂え向きな本って訳ですよ。

でもな。取り敢えず一つだけ言わせてくれ。この作品は別に、ラノベdisとかはないんだ。この作品からは只管“愛”しか感じない。作者が「ライトノベルを愛してるんだなぁ」っていうのがひしひしと伝わってくるし、それをテーマにしてることが分かる程に。だからな。「ライトノベルが嫌いで嫌いで、ライトノベルを叩きたくてしょうがない。ラノベに関わる人間全てを貶したい」っていう人間は読まない方がいいな。いや、そういう人間はそもそもラノベを読まねぇか。これはどちらかというと、「昔はラノベを好きだったけど。今のはなんか違くね?」と疑問を抱いてる人間に向けての本だ。つまり僕にピッタリ!僕散々ラノベ貶してるしラノベ好きは基本気持ち悪いくらいに思ってるけど。ラノベ嫌いじゃないからね。愛があるからね? そこんとこ勘違いしないでよね。

で、本編の感想(上記も感想といえば感想だけど)。僕としては文章のノリとか、主人公の性格についていけるかがネックになってくると思う。僕は結構好きな感じというか。合致したんだけど。合わない人は拒否反応強そうだなぁと。主人公ネガティブでひねくれてるし。でも終盤は無駄に熱いよ!

個人的には紙面上に散りばめられたパロネタもうまい具合に使えてるし、会話劇も面白いし。ギャグラノベとしてはいい線いってると思うよ。全編ギャグという訳でなく、シリアスな部分もあるけど。それだってコメディな雰囲気を壊さずに自然に溶けこんでるし。

ざっくばらんにいえばAURAをコメディ寄りにした感じかな。作者さんのブログにも書いてあった通り。笑って泣ける熱いライトノベルです。いや、実際に泣いた訳じゃないけどさ。涙腺めっちゃ弱い人は泣くかもな、なんて思ったり。それだけ愛情が詰まってるんすよ。

個人的にはね、この作品のテーマとは多少ズレるけど。288頁の科白が胸に刺さったかな。
「いいことがあったらみんなでちゃんと祝うんだ。辛いことがあったらわんわん泣くんだ。日常ってのはただ呼吸することじゃない。楽しけりゃ笑って、腹が立ちゃ怒って、そうやって当たり前のことを当たり前にやるのが日常だ」

僕にとって日常とは、ただ毎日が何事も無く。味気なく過ぎていくものだと思ってました。なんとか日々をやり過ごしていくものだと思ってました。でも違かったんですね。日常に対する認識が少しだけ改めさせられたかもしれません。まぁ、僕の日常は変わらんけどな!

総合すると。僕は結構このラノベ好きだよ。


満足度:★★★★☆
★4.5~くらい。

「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈8〉」、感想。

1巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車」、感想。
2巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈2〉」、感想。
3巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈3〉」、感想。
4巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈4〉」、感想。
5巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈5〉」、感想。
6巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈6〉」、感想。
7巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈7〉」、感想。

51qyOgMa1GL.jpg


あらすじ
人を殺さない戦車隊・首なしラビッツ。その志を掲げた戦車長・ドロシーは銃弾に倒れた。彼女を失ったニーナたちが悲しみに沈む一方、ハイディーマリーの軍勢は侵略を開始する。空に浮かぶ巨大な城。強力な魔力を有したクローン兵。組織化された野良戦車。圧倒的な戦力がアンフレックに迫るのと時を同じくして、一台の野良戦車が町に来る。それがニーナたちにもたらしたものとは…!?愛する人たちを、そしてドロシーの残した想いを守るため、再び戦場に立つ決意をするラビッツ!これまでの戦いで出会ったたくさんの仲間の助けを得て、少女たちは天高く決戦の地へ飛翔する!!

ニーナとうさぎと魔法の戦車……ついに最終巻です。前巻が前後編の前編だったので、今巻も続けて一気に読んじゃいました。

僕は先に挿絵からパラ見する方なんで、8巻買った時点でドロシーさん生きてるだろうなぁっていうのは分かってましたけど。それでもやっぱり熱いというか盛り上がりますね。ドロシーさんいいとこもっていきやがる。ドロシーさんの生命力は異常っすよ。まさかハイデマリーさんとのキャットファイトでアーシア城を陥落させるなんてな……。

城に乗り込んでからの最終決戦もまぁいいけど(パージシステムとか)。僕的には地上の野良戦車侵攻を食い止めるためにマドガルドと手を組むっていうのも熱いと思うんよ。かつての強敵(というかラスボス級)が仲間に加わるのは頼もしい。というかマドガルドさんハイデマリーとかに比べると敵っていうよりライバルに近いような……。要約すると一連の行為は「お前らを倒すのは俺なんだからな!」っていうツンデレ的なアプローチともとれる。マドガルドさん。なんだか最後の最後で結構好きなキャラになりましたね。一巻以降まともに出番がなかったならただ強いだけの薄っぺらい敵って認識で終わりでしたが。ラビッツのことを真正面から評価し、人間の強さを讃え。だからこそ絶対的な強さと戦いにより全てが決まる世界を目指した。彼には彼の矜持があったのでしょう。最後にマドガルドがアリスを庇ったのは、アリスが娘だから……というよりも。アリスを一人の人間として。その強さを認めたからこそ、つまらない死なせ方をしたくなかったんじゃないかなと思います。

そして、宣言通りハイデマリーを殺さず捕縛し。マドガルドとの決着もつけ。シルヴィアとも和解して……最後は全員揃っての大団円です。ラビッツメンバーは無事誰も欠けることなく最終巻を終えましたが。今迄の巻では随分と大切な人たちをなくしてきました。それでも復讐に囚われず。挫けず。前を向いて進んでいく。

一巻でドロシーさんが唱えた「悪意に対し善意をもって相対する」というスタンスは一貫しており、それがラビッツの信条であると同時にこの作品のテーマになってるんですよねぇ。

このテーマを一巻から印象深く強化していくと同時に、最後までブレずに走り切ったのは賞賛に値します。

余談ですけどね。相手がどんどんクローン兵量産してるの見るとな。「もしかしてテオドーレちゃんがクローンで復活する可能性も……?」なんて希望が脳裏に浮かんでしまいましたよ。勿論そんなことなかったけどな!

ってな訳で「ニーナとうさぎと魔法の戦車」シリーズ読了です。皆、うづきくんの新作。「いらん子クエスト」もよろしくな!


満足度:★★★★☆

「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈7〉」、感想。

1巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車」、感想。
2巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈2〉」、感想。
3巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈3〉」、感想。
4巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈4〉」、感想。
5巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈5〉」、感想。
6巻→「ニーナとうさぎと魔法の戦車〈6〉」、感想。

71Q9m8FtLnL.jpg


あらすじ
収穫祭を楽しむニーナとアリスの前に現れた瑠璃色の髪の少女の名はシルヴィア。かつてドロシーが殺したという、アーケシア帝国の女王・ソフィアの娘だった。彼女はドロシーに罪を自覚するように告げて去り、その翌日、ドロシーはキキを伴って姿をくらました。ドロシーたちを連れ戻すために真実を知りたいと願うニーナを、サクラは前ラビッツ砲手にしてドロシーの戦友・フィーネの元へと導く。一方、隊を離れ、お家再興の一助とするべく旧帝国貴族の集会に出席していた、エルザとクーとも連絡が途絶えてしまう。ばらばらになってしまったラビッツに解散の危機が迫る…。

ついに回ってきたキキ&ドロシーさんの当番巻。戦争経験者で大人組二人の過去は、やっぱり重いものだった。そんな過去に向き合い、決着をつけるというのが今巻のお話ですが。流れ的にはラビッツの別離と再会の物語です。今迄ラビッツが助けてきた人たちが勢揃いで、二人を探すニーナとアリスの手助けをしてくれる。ラビッツが、ドロシーが成し遂げてきたことが。報われている巻でもあるのかもしれない。

渦中の人物であるドロシーさんですけどね。やり方は違っても、彼女は戦中も正しい行動をしてきたと思うんですよ。でも、その正しさは弱さの現れであり。一度疑問を抱いてしまっては崩れてしまうような脆いものだったんです。だからこそドロシーさんはそんな自分の脆さを受け入れ、自分の信念を元に行動してきたんです。でも、王女ソフィアの殺害という一件だけは。正しくはあっても最善ではなかった……。それ故に生まれた因縁の“戦争”。それが今巻の発端となったんですね。

奪ったものと奪われたもの。
過去の正しさを償うための清算。

前大戦とドロシーの遺恨に切り込んでいく巻でしたね。

そしてそして。今巻は……百合的にも実は美味しい巻だったりします。初っ端からニナアリでイチャイチャしてるじゃないっすか。そんでそのあとニナアリのふたり旅じゃないっすか。そんで二人がイチャイチャしてる間牢に打ち込まれたクーエルもイチャイチャしてるじゃないっすか。そして密かにハイシルもイチャイチャしてるじゃないっすか。僕ね、ハイデマリーさん憎みきれないんですよね。確かにやってることは“悪”そのものだけどさ。ハイデマリーさんはソフィア様とシルヴィア様への崇拝。そして優良人種思想に基いて行動してる訳じゃないっすか。自分を救ってくれた思想。自分を救ってくれた人間の為になんでもするっていうのは、一応筋は通ってるんですよね。手法が残虐非道なだけで。というか、姫様とのイチャイチャみせられると憎めないんっすよ……僕もユリストですから。ロリデマリーさんはめちゃんこ可愛いよ!

という訳で次回予告。姫さまの銃弾に倒れるドロシーさん。帝国の再興。繰り返されようとしている戦乱。残されたラビッツのメンバーは、全ての因果に決着を着けられるのか。

次回、「ニーナとうさぎと魔法の戦車」。最終巻。次回も、ニーナと地獄に付き合ってもらう。


満足度:★★★☆☆
読書メーター
キョウトさんの読書メーター
相互ブログ更新情報
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
オススメラノベ
イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)
(2001/10)
秋山 瑞人

商品詳細を見る
旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)
(2008/03/10)
萬屋 直人

商品詳細を見る
ミミズクと夜の王 (電撃文庫)ミミズクと夜の王 (電撃文庫)
(2007/02)
紅玉 いづき

商品詳細を見る
紫色のクオリア (電撃文庫)紫色のクオリア (電撃文庫)
(2009/07/10)
うえお 久光

商品詳細を見る
雨の日のアイリス (電撃文庫)雨の日のアイリス (電撃文庫)
(2011/05/10)
松山 剛

商品詳細を見る
マテリアルゴースト (富士見ファンタジア文庫)マテリアルゴースト (富士見ファンタジア文庫)
(2006/01/20)
葵 せきな

商品詳細を見る
DDD 1 (講談社BOX)DDD 1 (講談社BOX)
(2007/01/10)
奈須 きのこ

商品詳細を見る
空ろの箱と零(ゼロ)のマリア (電撃文庫)空ろの箱と零(ゼロ)のマリア (電撃文庫)
(2009/01/07)
御影 瑛路

商品詳細を見る
AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)
(2008/07/19)
田中 ロミオ

商品詳細を見る
空色パンデミック1 (ファミ通文庫)空色パンデミック1 (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
本田 誠

商品詳細を見る
B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
綾里 けいし

商品詳細を見る
機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing 機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing "Cannibal Candy" (MF文庫J)
(2009/11/21)
海冬 レイジ

商品詳細を見る
ベン・トー サバの味噌煮290円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー サバの味噌煮290円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2008/02/22)
アサウラ

商品詳細を見る
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
(2009/02/25)
桜庭 一樹

商品詳細を見る
AKUMAで少女 (HJ文庫)AKUMAで少女 (HJ文庫)
(2007/08/01)
わかつき ひかる

商品詳細を見る
世界の終わり、素晴らしき日々より (電撃文庫)世界の終わり、素晴らしき日々より (電撃文庫)
(2012/09/07)
一二三スイ

商品詳細を見る
カウンター
プロフィール

東 京人

Author:東 京人
感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ツイッター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。