「ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・メビウス 3 1秒でも長くキミといよう」、感想。

1巻→「ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・メビウス-1 キミだけが望むすべてだから」、感想。
2巻→「ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・メビウス-2 微笑むキミに会いたい」、感想。

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あらすじ
“生命の樹”が宿した、これまでで一番大きく赤い、林檎。持ち主の願望を叶えるために時を巻き戻す、その禁断の果実を篠月秋雨は手に取り、つぶやく。“妹を取り戻すために、五年前へ―”巻き戻った先で、緋蜂紅たちはこのループを、そして秋雨を止めるために手を尽くす。紅の悲痛な思いは、秋雨に届くのか。そして、その背後に蠢く陰謀とは。GM中村やにおがおくる、新感覚ダブルクロス・リプレイ最終巻。ループの果ての結末を、見逃すな。

本屋でも中々見つからず、他の本にかまけている内に前巻読んでから結構時間が空いてしまいました。今になって読んだきっかけは、友人氏に1,2巻を貸したら続きが気になったのかその友人氏が3巻を入手したからっすね。折角なので借りたという訳です。

で、感想。1,2巻と一気に読めるくらい面白い展開を見せてくれたこのシリーズですが。最終巻では更にその勢いは加速していきます。裏切りの秋雨……と思わせてからまさかの羊坂さんですよ!羊坂さんがラスボスになるとは思いもしなかったです。

今巻は展開がまさに怒涛の勢いで進んでいきます。特に終盤。生命の樹あたりのバトルは緊張感がやばいです。息詰まる戦いです。TRPGということでダイスや選択によってどうなるかわかりませんし、バッドエンドすら視野に入れてました。まぁ、結果的にそんなことはなかったんですけど。最後の紅を助けるところなんてギリギリすぎましたよ。

こんなにドキドキしながら読めたのも、キャラクター(中の人含め)が皆好きだからですね。本当の意味で血が通っているキャラクターっていうか。こういうのがTRPGの面白さなんでしょうか。キャラクターに対する愛着が自然と湧きます。

そして百合的にも……グッドです。アンちゃんの「……そういうところです」に紅が「好きなんでしょ?」って返すところで毎回ニヤニヤする。この物語もアンちゃんの「世界よりも紅を選んだ」の台詞に全てが集約されているといっても過言ではないですからね。そして相変わらずサブタイが秀逸。「一秒でも長くキミといよう」。その“一秒”には二人の未来が収斂されてるんですね。

そうそう。田中天さんの夢小説の方も読ませていただきました。墓守くん良いキャラしてますわ……。能力的に墓守くんが一番好き。アンちゃん&紅コンビの活躍はもうちょっとみたいなぁ。あと墓守くんも。


満足度:★★★★☆
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「百合色コーディネート ふたりのキス模様」、感想。

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あらすじ
ファッションデザイナーを夢見る夏希と、現役モデルの茉友。学園生活で出会い、お互いの目標を知って交友を深める二人は、相手への好意が膨らむにつれてキスしたい想いを止められなくなって! キスとラブいっぱいで過ごす甘酸っぱい時間!

百合シリーズ新作の百合色コーディネートをやっとのことで読了。途中読むのが辛くて読み終わるまでに一ヶ月以上もかけてしまった。正直、ジュブナイルポルノでの百合はもういいかなと。ジュブナイルポルノの仕様上。エロがメインになるのでストーリーは薄くなるし……折角二人に絞って濃い物語を展開してくれるかと思ったらそんなことはなかったぜ。

文章、ストーリー、キャラクター、構成、設定(世界観)。褒められる部分が一つもない。


満足度:★★☆☆☆
百合じゃなかったら★一つをつけてるとこだった。

「キノの旅 ―The beautiful world―」、感想。

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あらすじ
「キノはどうして旅を続けているの?」「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小なやつではないか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ。……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」
――短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。今までにない新感覚ノベルが登場!


読もうと思って読んでいなかった懐かしの名作を読もう……ということで今更ながらキノの旅1巻を読了。アニメ版、OVA版ともに好きなんですけど。原作の方は未読だったので読ませていただきました。個人的に2004年辺りの作品かなぁなんて思っていたら2000年でした。予想以上に古い。

ストーリーの方はアニメの方で知っていたので時雨沢の文章がどんなもんなのかなと思いながら読ませて頂きました。まぁ、僕的には可もなく不可もなく。苛つくほど酷いという訳ではないですけど決してうまくはないですし僕的に好きな文章でもないです。ただ、お話や雰囲気には合ってると思いますし及第点。銃に対してだけやたらと饒舌で説明が緻密になるのが特徴。

僕的に一番好きな話はやっぱり大人の国。アニメ版でのビジュアルありきですけど、女の子の格好したキノが可愛かったから。

どの話も多分僕が中学生くらいの頃に読んでたら何も思わず流していたであろうものですが。今読むとよくこんなん思いつくなぁとか。そのアイディアが羨ましいです。もしもこの世からキノの旅という作品が消えたら僕が代わりに書きたいくらいです。


満足度:★★★☆☆
単発的に借りただけなので次も読むかは分からない。

「半分の月がのぼる空〈6〉 ―life goes on―」、感想。

1巻→「半分の月がのぼる空 ―looking up at the half‐moon―」、感想。
2巻→「半分の月がのぼる空〈2〉 waiting for the half‐moon」、感想。
3巻→「半分の月がのぼる空〈3〉 ―wishing upon the half‐moon―」、感想。
4巻→「半分の月がのぼる空〈4〉 ―grabbing at the half-moon―」、感想。
5巻→「半分の月がのぼる空〈5〉 ―long long walking under the half moon―」、感想。

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あらすじ
ついに退院した里香は、僕と同じ学校に通うことになった。正真正銘のスクールライフを送る日がやってきたんだ。いっしょの登校、いっしょの校庭、いっしょの下校。帰りに七越ぱんじゅうを買ったりしてさ。なんでもない、ありふれた日常だけれど、長い道を歩いてようやくたどり着いたのがそこだった。そう、僕たちが生きていく場所は病院じゃないんだ。当たり前の場所で、当たり前の生活を送る日々が、本当に大切なこと―。“僕たちはこの小さな町で寄り添って生きていく”橋本紡&山本ケイジが贈る、大好評シリーズ第六弾!本編完結編。

後日談のような本編最終巻。当たり前のように続いていく、日常のお話。

病院は通り過ぎる場所であり、留まる場所ではない。ということで舞台は伊勢の町と学校へ。普通に登校している里香に泣きそうになりながらもほんとに大丈夫か?と驚いたり。というか前巻から一気に月日が飛んだな。そして裕一が留年していたのは笑ってしまった。まぁ、裕一が留年したことにより。裕一の周りの人物。山西や司やみゆきがそれぞれどんな進路を歩むのか、っていうのを冷静に描写できていてよかったかな。病気とか関係なく。皆それぞれ未来と向かい合って、選んで進んでいく。そんな話なのかもしれない。出て行くものと残されるもの。それぞれに思うところはあるでしょう。

そしてこのシリーズで地味に好きだった夏目先生。最後の裕一とのシーンはやっぱりじーんとくるね。裕一の覚悟を今一度確かめて、非情な現実を提示して。その上でちゃんと背中を押していってくれる。夏目先生もこの物語の中で成長した人物だと思う。夏目先生が伊勢を離れてしまうのはやっぱり寂しいっす。最後のシーンとか。もし夏目先生がいたら代わりに検査するんだろうなぁとか。裕一と一緒に里香を宥めるんだろうなぁとか。夏目先生は裕一だけじゃなくて里香にも色々重ねて、大事に思ってたのかな、なんて。

取り敢えず。今回はちゃんと最後まで読むことが出来ました。一応短篇集があと2巻ほどありますが。僕は6巻まででいいかな。図書館からの借り物で、そこには6巻までしか置いてなかったですし。

こういう話。今ではラノベから出すのは難しいんだろうなぁ……。

皆、異世界ばっかりに目を向けてないで現実も見よ?日常こそ最高のファンタジーだよ?


満足度:★★★☆☆

「半分の月がのぼる空〈5〉 ―long long walking under the half moon―」、感想。

1巻→「半分の月がのぼる空 ―looking up at the half‐moon―」、感想。
2巻→「半分の月がのぼる空〈2〉 waiting for the half‐moon」、感想。
3巻→「半分の月がのぼる空〈3〉 ―wishing upon the half‐moon―」、感想。
4巻→「半分の月がのぼる空〈4〉 ―grabbing at the half-moon―」、感想。

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あらすじ
穏やかな日々が、僕と里香に訪れようとしていた。葛藤や迷い、そして苦しみを乗り越えた末にようやく掴んだ、当たり前の日常。それはなによりも大切なぬくもりだった。僕たちはこれから、肩を寄せ合って生きていくんだ。そんなある日、僕は夏目に病院を連れ出された。向かったのは、静岡県浜松市。かつて里香が、夏目が、過ごした場所だ。そこで僕を待っていたのは―。ちょうどそのころ、山西の下らない陰謀により、司とみゆきは大変な事態に突入していたのだった。橋本紡&山本ケイジが贈る、大好評シリーズ第五弾。

半月もいよいよラストスパート。いつか来る終わりを考えると些細な日常すらも尊く感じる。今巻では水谷の心が大きく揺れ、司との関係が動き出すっていうのがメインの部分に思えた。いや~しかし司とみゆきか~予想外だなぁ。

裕一と里香はやっと想いが通じあって万々歳。すれ違う時もあるけれど、それ程大きな歪にはならず。やっぱり最後は結ばれるべくして結ばれるという感じです。裕一も石川さんを通して覚悟を決め、里香の母親にも決意を述べます。緩やかに視えて確実に次のステップへと進んでいますね。

最初の頃と比べて。里香の態度はだいぶ変わったように思えます。今でも裕一に対し意地悪で生意気な態度は見せるけれど、デレ度は格段に上がってますね。可愛い。特に最後の「こっち来いよ」「お前が来い」の件は生意気な里香らしくて、でも裕一に心を許してる感じがして最高に萌えました。

ここまで長かったような短かったような。二人がこれから歩む道は、半分の月に照らされなくても見えているのでしょう。


満足度:★★★☆☆

「半分の月がのぼる空〈4〉 ―grabbing at the half-moon―」、感想。

1巻→「半分の月がのぼる空 ―looking up at the half‐moon―」、感想。
2巻→「半分の月がのぼる空〈2〉 waiting for the half‐moon」、感想。
3巻→「半分の月がのぼる空〈3〉 ―wishing upon the half‐moon―」、感想。

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あらすじ
里香の手術が終わった。手術直後、主治医夏目の口から放たれた言葉に、僕は戸惑う。そして訪れたのは、生ぬるい日常だった。あまりにも当たり前で、捉えようのない日々。戸惑う僕に、新たな現実が迫ってくる。もう里香には会うな、邪魔なんだよ、おまえは―。一方、その宣告を下した夏目は、ずっと僕を避けていた。ヤケになった僕がバカ騒ぎを繰り広げる夜、ヤツは亜希子さんに自らの過去を語りだす。それは失ってしまった者と失おうとしている者の思いが交錯する夜だった。橋本紡&山本ケイジが贈る、大好評シリーズ第四弾。

今巻から僕が踏み入ったことのない領域。という訳で新鮮な気持ちで読ませていただきました。四巻です。今巻では大半を夏目先生にスポットを当てた巻。実質夏目先生が主人公の話ですね。夏目先生が裕一に辛く当たってしまうのは、過去の自分と重なるから。それでイライラして八つ当たりしている部分もあるけれど、同時に優しさも含まれてるんだよな。裕一に自分と同じ辛い想いをしてほしくないから、あくまで里香とは友達でいろって。でも、裕一の想いは本物で。里香にとっても裕一と一緒に居ることが本当の幸いで……。

という訳で今巻は色んな想いに決着がついた巻じゃないかなと思います。夏目先生の裕一に対する想い。夏目先生自身の、小夜子対する想い。裕一の、里香に対する想い。やっと想いが伝わって、確執が消えて。あとは里香さえ元気になれば……といった感じ。


満足度:★★★★☆

「半分の月がのぼる空〈3〉 ―wishing upon the half‐moon―」、感想。

1巻→「半分の月がのぼる空 ―looking up at the half‐moon―」、感想。
2巻→「半分の月がのぼる空〈2〉 waiting for the half‐moon」、感想。

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あらすじ
里香の深刻な病状を知ってしまった以上、僕はもう単純に笑うことなんてできなかった。でもさ、だからこそ僕はむりやり笑うことにしたんだ。里香のために。里香に笑ってもらうために。やがて里香が写真を撮ってほしいって言いだした。しかも学校に行きたいなんてことまで。僕は里香の望みをかなえてやろうと、父親の形見のカメラを持ちだし、幼馴染からセーラー服を借りて、みんなと学校へ向かった。一日だけのスクールライフってわけだ。里香はもちろん喜んだよ。彼女の笑顔は最高だった。だけど、そういう幸せな日々がいつまでも続くわけがなかったんだ…。

六年前半月を読んだ時は、確か四巻までしか読んでなかったと言った気がするけど。どうやら僕の記憶違いだったみたいだ。僕が半月を切るきっかけとなった裕一浮気事件の話が今巻だったので、正しくは三巻までしか読んでなかったみたいです。

という訳で感想。もう前巻からしてバッドエンド一直線な雰囲気が漂っていた今作ですが。今巻ではいよいよ里香の手術が行われます。その手術に向けて、裕一と里香の心境が丁寧に描写されているのが今巻の内容。カメラの件とか、学校の件とか。イベントはありましたけれども。僕的に心に残ってるのはそれ以外で4つほどあるんですよね。

一つ目。夏目先生が泣くところ。大の男が泣いてるシーンっていうのはなんかこう心に迫るものがあるんだよな。特に夏目先生みたいな色々過去にあったっぽくって。そんな自分の過去を振りきれてない感じの大人だと尚更。

二つ目は親父の葬式の話。裕一の親父に対する所感と、周りの反応とのズレやそれについてのもやもや感とか。橋本さんはこういう曖昧な心情の機微を描くのがうまいんっすわ。僕自身。爺さまのお葬式とか色々思い出しちゃった。

あれは確か小学生低学年くらいの頃だったっけな。僕の爺さまは中々に酷いというか、僕のことを嫌いだったらしく。いつも僕のことを邪険に扱っていてな。それこそ僕が産まれたばっかの時から仲悪くて、いつ会いにいっても喧嘩ばっかしてた。そりが合わないとかじゃなくて、自分の娘……まぁ僕のおかんなんだけど。が駆け落ち気味に親父と結婚したから、その息子である僕も気に食わないらしい。孫は可愛いもんだろ。もっと可愛がれってんだ。

でな。そんなある時。爺さまが危篤だっつーから見舞いに行ってやったのに全然うれしそーじゃねーの。もうムカついたね。病院の帰り道。すっかり暗くなった夜空にもうこねーよ!って吐き捨ててやりたかったよ。そん時は真冬でめっちゃ寒くて妙に外が静かだったのだけは憶えてる。
で、数日後にぽっくりいっちまった訳だ。僕は全然悲しくもなくてな。葬式の間もずっと足がいてぇとか早く帰りたいとか思ってた。でも周りの人間が皆神妙な面持ちしてんのよ。僕からすれば嫌な爺さまだったけど、他の人は皆立派だったのなんのと言うわけ。まるで僕の知らない人間の話してるみたいだった。お坊さんがお経読んでる間も終始ぼーっとしてたし、火葬して骨拾ってる時も全然現実感とかなくてさ。ほっせー骨だなーとか思いながら骨壷に詰めてたよ。
そんで葬式も終わって大人たちが酒飲んで、用意された飯とか食ってさ。それも終わって家に帰って床についたところでなんか怖くなったんだ。爺さまほんとに死んじゃったのかなって。だって数日前まで普通にもごもご喋ってたじゃん。聞き取りづらい声で飲み物でも買ってこいって病院の売店までパシりやらせてたじゃん。そう思うとなんかさ。すぐ近くに爺さまが立ってるような気がしてくんだよ。早く成仏しろってんだ。それが妙に怖く思えて、僕は早く成仏しろよなんて天井の染みに悪態ついたりしたんだ。そんな気分が一ヶ月ぐらい続いてさ。それ以降は爺さまのことなんて日常生活で思い出すことはもうなくなったんだけど。ふと思うんだよな。爺さまはほんとに嫌なだけの奴だったかなって。もしかしたら、少しぐらい僕に気を許してるところもあったのかなって。一度だけお菓子かってもらったことあったし。まぁ、今更んなこと考えても詮ないことなんだけど。

ってあれ?何の話だっけ?まぁいいか。感想続き。

三つ目な。亜希子さんが注射下手で痛みに強い人と弱い人がいるって話。ちなみに僕はめっちゃ痛みに弱い。確か小学生高学年くらいとき姉と喧嘩して、足の指の付け根がぱっくり切れちまった時。麻酔なしで縫合手術やったらさ。なんかもう痛いとかじゃなくてわけが分からなかった。確かに痛いんだけど痛みよりも自分の身に何が起きてるのかわからないって感じだったよ。縫合手術はこれで二回目の筈なんだけどね(一回目のも姉との喧嘩に負けて怪我した)。

四つ目。裕一の浮気シーン。昔はただただ不快で不要なものに思えたんだけど、今読むとなんか印象が違うんだよな。いや、勿論今でもほんとにいるか?って問いかけたいんだけどさ。なんていうのかな。そういう人間の弱さとか、みゆきさんの気持ちもわかるようになっちまったんだよな。でも年下で遊ぶのはやめろ。

以上。無駄に話がそれまくった感想でした。今回はちゃんと最後まで読みたいな……。


満足度:★★★☆☆

「半分の月がのぼる空〈2〉 waiting for the half‐moon」、感想。

1巻→「半分の月がのぼる空 ―looking up at the half‐moon―」、感想。

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あらすじ
とんでもないことが起きた。恐ろしいことが起きた。戎崎コレクションが里香に見つかってしまったのだ!僕と里香の蜜月はあっさり壊れた。そりゃもう、見事なもんだった。里香は怒り狂い、弁解を聞くどころか、僕の顔を見ると逃げだす始末だ。仲直りのための努力は、裏目に出るばかり…。ちょうどそのころ、病院に新しい医者がやってきた。夏目というその医者はとんでもない二枚目で、しかも里香の主治医だというのだ―。橋本紡&山本ケイジが贈る期待の新シリーズ第二弾!!裕一と里香に巻き起こる、疾風怒濤の波乱。

最後まで読むか分からないといった半月ですが、なんだかんだで読んでます。という訳で二巻目。

今巻からはいよいよ夏目先生登場です。半月のキャラの中ではもしかしたら一番好きかもしれない。イリヤの榎本と同じくらい好き。あっちは子供のような心を持ちつつもちゃんとやることはやる大人でしたが。夏目はなんというか、本当に子供っぽい。大人になろうとしてなれてない大人って感じ。でも好き。

今巻は全体的にゆったりとして、あまり起伏のある話でもないんですが。それでも充分楽しめましたね。橋本さんの文章(というか半月の文章)が読んでて楽しいっていうのもあるし。これから起こるであろう波乱……というか結末を考えると。なんてことない日常こそが大切に思えるんですよね。

夏目先生の現実を知っているからこそ裕一に辛くあたってしまうところと、そんな現実を直視してないからこそ脳天気でいられる裕一の対比が観てて辛いです。そんな裕一も最後には里香の前に横たわる現実に気付いて__

という訳で二巻でした。前巻は蜜柑でしたが今巻は銀河鉄道の夜でしたね。次巻はなんでしょう?正直読んだのがかなり前なんで憶えてないんっすよね。銀河鉄道の夜は僕自身も大好きな話で里香と同じくセリフが諳んじれるレベルだったので。裕一と里香がジョバンニとカムパネルラの台詞を交わしているところで思わず胸にこみ上げてくるものが……。作品の取り入れ方がうまいっすわ。


満足度:★★★★☆
今読んでる本がつまらなすぎて苦痛なレベルなのでその分この本がめちゃくちゃ面白く思えました。

「安達としまむら 4」、感想。

1巻→「安達としまむら」、感想。
2巻→「安達としまむら 2」、感想。
3巻→「安達としまむら 3」、感想。

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あらすじ
高校二年生になった安達としまむら。
しまむらの友達に、安達の心は揺れ動き……。

桜の季節、しまむらと同じクラスになれた。でも、しまむらは近くの席の女子とお昼を食べるようになった。……なんか嫌だな。私はどうしたらいいんだろう。
ある日の昼休み。近くの女子集団に声を掛けられた。なんとなく安達の方を見ると、目が合った途端、顔を逸らされた。女子集団の輪に入り、もう一度安達の方を見たら、一人で教室を出て行ってしまった。私もパンを買いに行くのになぁ。まあ、行く途中で見つければいいか。
しまむらと前みたいに仲良くなるには……そうだ、お泊まりだ!?


またしてもアマゾンの商品検索が使えなくなったので画像で代用。

はい、という訳であだむら(こう呼んでるの僕だけかもしれないけど)も四巻目です。前巻で割りと節目っぽかったというか。あ、もしかしたらこれで終わっちゃうかもと危惧したりしたんですがちゃんと出ました。でも、前巻が区切りであることは確かだと思います。今巻からは2クール目です。ニュー安達さんとニューしまむらさんです。学年も一つ上がったことですしね。

ちゅーわけで本編の感想。今巻も期待通り。安達としまむらさんのもどかしくも微笑ましい日常が展開されていく……と思わせてちょっと話は動きます。先ず安達の意識に革命が起こったのか攻めるね。ニューあだっちーは伊達じゃないね。新学期になって、新しい付き合いが出来てきて、しまむらとの距離も離れていってる気がして……。そんな不安から以前のままではダメだと奮起する安達。いいぞ安達。攻めろ安達。てな訳で今巻もあだっちーの活躍によりそらもうニヤニヤさせて頂きました。

あとね。しまむらさんの「物や人にあまり執着しない」っていうスタンス。凄い共感出来るんだよね。っていうかしまむらさんの考えは基本僕と同じ。だからこの本はしまむらさん視点では共感して読み、あだっちー視点でニヤニヤ分を補給すると。完璧な布陣だな!

もう最高だよ。最高。ずっと読んでいたいと思うもん。読み終わるのが勿体無いもん。入間、早く五巻出して。

そうそう、今巻ではお馴染みの幕間パートも必読だよ。日野と永藤の関係ほんとすき。お前らイチャイチャしすぎじゃね?てか付き合わね?18禁百合ゲーなら序盤でレズセックスしているレベルだよ。

という訳で電撃文庫さん!安達としまむらのスピンオフで「日野と永藤」も出しましょう!絶対売れますって!売れなかったら桜の木の下に埋めてもらっても構わないよ!


満足度:★★★★★
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東 京人

Author:東 京人
感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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