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「学園百合ストーリーズ 3つの恋花」、感想。

学園百合ストーリーズ 3つの恋花 (二次元ドリーム文庫)学園百合ストーリーズ 3つの恋花 (二次元ドリーム文庫)
(2015/01/20)
上田ながの

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あらすじ
ひとつの学園を舞台にした、女の子×女の子の3つの百合色物語! 友達同士から恋人へと一歩進みたくて、教師と生徒という禁断の関係を乗り越えて、そして憧れだった先輩と一緒になりたくて……恋する少女たちの心と身体は、切なく甘く交錯する。

ド安定のド安牌ですよ。百合ノベルはまだまだ希少な存在ですが、最近二次ドリさんが頑張ってくれていてありがたいです。ってことで感想。

短編三作はどれも王道中の王道をいっており、奇をてらった部分や特に目を瞠るようなモノがないので凡庸といえばそうなんですが。それでも百合ストとしては基本に忠実な百合モノを書いてくださっただけでも有り難いというものです。

先ず短編一作目「結ばれることのない好きな人」。幼馴染百合って最高ですよね……僕が一番好きなパティーンです。基本的に幼馴染とか負けフラグ凄いじゃないっすか。でもやっぱ主人公との積み上げてきた歳月がある訳じゃないですか。長く一緒にいるからこそ出せる雰囲気っていうのかな。そういうの大好きなんですよ。もう幼馴染っていう関係性だけご飯3杯はイケますね。三度の飯より百合が好き。ラストにエロシーンをもってくるのも構成としてグッドです。二人のキャラの魅力やら葛藤をちゃんと見せたあとなので。エロシーンによる感情の昂ぶりが最も効果的だと思います。蒼葉ちゃんも雪菜ちゃんもほんとすき。

二作目「あたしの可愛い恋人」。これは教師×生徒百合ですね。最近は結構おねロリにも目覚めてる人間ではあるんですが。あまり教師×生徒モノは好きじゃないんですよね。僕が教師という存在自体嫌いだから……というのとは多分関係ないと思うんですけど。僕が好きなおねロリは女子中高生×女児~小学生なんで。

まぁ、でも僕の嗜好に関係なく。内容さえよければ文句はないです。ただ、この話に限ってはちょっと擁護出来ないかなと。先ずね、何がダメって言われると構成がダメ。初っ端からエロシーンぶっこまれてもあんまキャラが好きでもない状態だから嬉しくない訳。百合モノに於けるエロシーンっていうのはヘテロ向けとは意味合いが違ってくるんだよね。そこら辺をもうちょっと勉強しよ?おじさんが手取り足取り教えてあげるからさ。フッヒヒ。後はまぁ、キャラ自体もそこまで好きになれなかったせいかな。伊織ちゃんは好きなんだけどさ。先生は別に……。っていうかよくある話だしね。

ラスト「大切なのは好きという気持ち」。表紙にも採用されてるこの本のメインカプ。先輩×後輩。これも王道中の王道ですな。今回は前話と違ってちゃんと両キャラの心情を描いてくれていたのでエロシーンもある程度効果的に働いたと思います。ただお話的にもう一盛り上がりくらい欲しかったかなという気も。これは短編という性質上しょうがないんですけどね。

総評。概ね満足ではあるんですけどやっぱ一カプに絞って話を読みたいですね。あとはキスの擬音を台詞で書くのはやめて欲しいですね。「んちゅっ」って台詞だけでだいじっこ思い浮かべてしまうんで。


満足度:★★★☆☆
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「半分の月がのぼる空 ―looking up at the half‐moon―」、感想。

半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)
(2003/10)
橋本 紡

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あらすじ
いきなり入院した。僕にとってはちょっと早い冬休みみたいなもんだ。病院には同い年の里香って子がいた。彼女はわがままだった。まるで王女さまのようだった。でも、そんな里香のわがままは必然だったんだ…。里香は時々、黙り込む。砲台山をじっと見つめていたりする。僕がそばにいても完全無視だ。いつの日か、僕の手は彼女に届くんだろうか?彼女を望む場所につれていってあげられるんだろうか―?

最初に読んだのは確か六年前ぐらい。ということで名作半月を六年ぶりに再読。実は僕。半月を最初読んだ時四巻までしか読んでなくて、最後まで読んでなかったんですよね(六年前だから記憶は曖昧だけど主人公の浮気に胸糞悪くなってやめた覚えがある)。その内読みなおそうかなーと思ってはいたんですが如何せんタイミングが合いませんでね。偶々図書館で暇だったので借りてみた次第です。

いやね、久々に読んで思ったのはやっぱ雰囲気がいいんですよ。闘病モノとしても僕はこの作品好きですし闘病モノっていったら先ず半月が浮かぶくらいなんですけど。それとは関係なく地元の雰囲気とか、等身大の少年少女感とか。あぁ、これが僕の知ってるラノベだなって。僕的に馴染みが深いラノベっていうと2007~のモノになるんですが。嗜好としては2000年初期くらいが一番好きなんですよね。バラッドとか、イリヤとか。雰囲気とか文体、主人公像が合ってるのでしょう。

と、なんだか過去を回顧し郷愁に浸ってしまいましたね。で、まぁ感想……といきたいところなんですが。内容自体は既に知ってる状態で読んだので。過去を懐かしんだ以外に得られるモノはなかったんですよね。「あぁ、やっぱいいな……いい」としか言い様がないんです。その気持を言葉で表わすのはちょっと難しい。

僕がこの作品で好きなとこってなんだろうって考えた時。出た答えとしては凄いシンプルなものなんですよね。キャラクターは変わってるけど、どこか居そうな感じがする。リアル感のある。だからこそ登場人物たちの一挙手一投足が身近に思えて興味を惹くんだ。

どこにでもいる普通の少年と、どこにでもいる普通の少女。突き詰めていくと主人公もヒロインもそれで表現出来てしまうんです。

そんな二人の恋路は、半分の月だけに照らされて。どこに辿り着くのか。今回は最終巻までちゃんと読むのだろうか?正直読まなそうな気もするが……。



満足度:★★★★☆

2巻→「半分の月がのぼる空〈2〉 waiting for the half‐moon」、感想。
3巻→「半分の月がのぼる空〈3〉 ―wishing upon the half‐moon―」、感想。
4巻→「半分の月がのぼる空〈4〉 ―grabbing at the half-moon―」、感想。
5巻→「半分の月がのぼる空〈5〉 ―long long walking under the half moon―」、感想。
6巻→「半分の月がのぼる空〈6〉 ―life goes on―」、感想。

「ソーネチカ」、感想。

ソーネチカ (新潮クレスト・ブックス)ソーネチカ (新潮クレスト・ブックス)
(2002/12)
リュドミラ ウリツカヤ

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あらすじ
本の虫で容貌のぱっとしないソーネチカは、1930年代にフランスから帰国した反体制的な芸術家ロベルトに見初められ、結婚する。当局の監視の下で流刑地を移動しながら、貧しくも幸せな生活を送る夫婦。一人娘が大きくなり、ヤーシャという美少女と友達になって家に連れてくる。やがて最愛の夫の秘密を知ったソーネチカは…。神の恩寵に包まれた女性の、静謐な一生。幸福な感動をのこす愛の物語。

文学小説は、基本的に日本文学を中心に読んでいるのだが。偶には趣向を変えてロシア文学でもと思い手にとった作品。ロシア文学の性質については多少知っているとはいえ、ぼんやりとしたイメージしかないのでどんなものかと読み始めたのだが。結果的にいえばかなり僕の好みに合致する作品となった。ロシア文学が僕の趣向に合致したというよりは、この作者さんの作品があってたのかなと個人的に思う。

この作品の事前知識は、凡庸で本の虫である主人公が幸せに生きた作品程度のものしかなかったが。内容は予想を裏切り期待を越えるモノとなっていた。この物語はストレートにソーネチカという人物の人生をそのまま本にしたような内容だ。人によっては退屈に思えるモノかもしれないが、中々に激動のモノだったと個人的に思う。

ロシア文学は時代背景に人生を左右されるものという印象が強いが。個人的に僕がこの作品でソーネチカの人生を揺るがしているのは時代背景などではなく。ソーネチカが関わる人物にあると思う。夫であるロベルト。娘のターニャ。そしてヤーシャ。簡潔にいってしまえば、夫の浮気(しかも浮気相手が養子にとったヤーシャ)と死別がソーネチカの人生に於ける大きな不幸といえるのだが。その二つを経てもソーネチカが自身が幸せだといえるところ。夫を最後まで愛し続けるところが哀しくも特異な部分といえるのだ。自分以外の人物が皆成功しそれぞれの幸せを得ていくのもソーネチカと対照的で、よりソーネチカの悲哀さを際立たせる。

そんな特異な性質をもつソーネチカだが。この物語で一番面白く話を盛り上げてるのはターニャとヤーシャの関係ではないかと思う。肉体的ではなく精神的な面でヤーシャを好きになるターニャ。しかしヤーシャには暗い過去があり、現在も暗い関係を続けている。二人の関係は不思議なモノであると思う。一言で言い表せない関係というか。ヤーシャも最終的にはロベルトとくっついてしまうし……。非常に興味深く研究しがいのある心裡だと個人的に思う。


最後にこの話はソーネチカを主人公にした話だと言われてるが。正確にはソーネチカを軸にした群像劇ではないかと思う。ソーネチカというキャラと同じかそれ以上に他のキャラも描かれていることからそう判断できる。個人的にはヤーシャが一番好きですかね。孤児院での過去を経ても強く生きている様は惹かれるモノがある。



とまぁ長々と語った訳だけどね。
文学小説に百合を見いだせて気分は最高!!って訳。
斜陽でも「おうふwwww母娘百合ですぞwww」とかテンション上がってたしね。思わぬ僥倖。

ヤーシャちゃん×ターニャちゃんの薄い本が読みたいです。本編ではレズセックスしなかったからね。


満足度:★★★★☆
個人的に暗い雰囲気の百合で桜庭的アトモスフィアを嗅ぎ取りました。

「棺姫のチャイカⅪ」、感想。

棺姫のチャイカ (11) (富士見ファンタジア文庫)棺姫のチャイカ (11) (富士見ファンタジア文庫)
(2014/12/20)
榊 一郎

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あらすじ
神を討ち滅ぼした“禁断皇帝”アルトゥール・ガズ。彼の次なる行動はシン、トール、ジレットに世界の三分の一を統べる王という『役目』を与えるというものだった。三つの勢力による未来永劫の戦争状態。世界を、再び戦乱の渦中へと戻す提案に対し、乱破師と騎士それぞれの応えは…。生きる目的、自分という役割、存在の理由。『棺担ぐ姫』と『従者の少年』。二人の旅路の終着点はもうすぐ―。壮大なる『チャイカ』サーガ、ついに完結!

チャイカシリーズもいよいよ最終巻。今年初めてのレビューはチャイカの締めでいこうと思います。とはいっても、あと一巻なんかあるらしいですけどね。

ってことで本編の感想。今巻は最終巻ということもあり、どう決着をつけるのかと期待していたのですが。正直にいえばそこまで盛り上がらなかったですね。この話の締めとしては順当なプロットではあるんですが。消化試合のような感じでした。

このシリーズ1番の盛り上がりというか見せ場は、Ⅸ巻で来てますし。Ⅹ巻では隠された事実やらチャイカのあり方の決着といったこのシリーズのテーマ的なモノも解決してしまったので。ラスボスであるガズ皇帝との闘いも、トールが気に食わねぇからボコるわ程度の動機ですしガズ皇帝自体勝手に自壊していくような状況でしたからね。

ただ、あの「俺達の冒険はまだ続くぜ!」エンドは嫌いじゃないです。トール達が結局どうなったのか分からないのは寂しいですが。彼らならきっと、どこかで生きているでしょう。

総評としては。鍋の締めに食べるラーメンみたいな巻でした。残り一冊。何を描くのか。最後の最後まで付き合っていきたいと思います。




満足度:★★★☆☆
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東 京人

Author:東 京人
感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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