「あまがみエメンタール」、感想。

あまがみエメンタール (一迅社文庫 み 3-1)あまがみエメンタール (一迅社文庫 み 3-1)
(2009/02/20)
瑞智 士記

商品詳細を見る





あらすじ
全寮制の小中高一貫校、青嵐女学院。外界から完全に隔離された少女たちの園で、ロリータファッションに身を包む少女・橘地莉子は今日も、ルームメイトである渡会心音の肌に歯を立てる。それは、何年にもわたって続く、二人だけの秘密の「儀式」。奇妙な絆で結ばれた少女たちの向かう果ては……?

百合小説好きが読むべき傑作にあげられる今作。中々見つからず読めないでいましたが。帰省先のブックオフでやっと見つけて読めました。

取り敢えず。全体を通して得た感想としましては。なんかエロいな、と。歪で扇情的で妖艶な感じ……そりゃあらすじからしてそうだと分かるものなんですが。予想以上でした。え?こういうの嫌なのかって?大好物です。

共依存百合。いいじゃないですか。僕はねぇ、こういう百合もねぇ、大好きなんだよ!!全寮制女子学園という箱庭で繰り広げられる、艶かしく淫靡な秘事。こっちが悶てしまうような萌えな感情とも違いますが。感情が昂ぶり興奮することに違いはない。
この作品。かなり作者が趣味で書いているなーというのがひしひしと伝わってきました。

文章に関しては、うーん。まぁあんまうまくはないかなぁと。でも及第点です。キャラ造形自体はあんまり印象に残らなかったのですが、なんというか。キャラを見せるというよりも関係を見せることを意識したものだったのでそれで良かったかな、と。

後、火の鳥が妙なところで出てくるというか。印象に残る書き方してたので伏線かな?と思いましたがそんなことはありませんでしたね。というか、これタイトル詐欺ですよね。全然あまがみじゃない。まじがみじゃないっすか。最後のココちゃんエメンタールみたいになっちゃってるしな。

兎も角。作者にはまた百合モノを書いて欲しいと願うばかりである。




満足度:★★★☆☆

スポンサーサイト

「ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・メビウス-1 キミだけが望むすべてだから」、感想。

ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・メビウス-1    キミだけが望むすべてだから (富士見ドラゴンブック)ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・メビウス-1 キミだけが望むすべてだから (富士見ドラゴンブック)
(2013/04/20)
中村 やにお、F.E.A.R. 他

商品詳細を見る





あらすじ
刻ヶ峰学園から1人のUGNエージェントが失踪した。彼の送ったメールに記された最後のメッセージは―「この学園に、裏切り者がいる」事件解明のため学園に潜入したトップ(?)エージェント・緋蜂紅を、日常と隣り合わせの罠が待ち受ける!天然声優・佐藤有世をGM・中村やにお、声優・片岡あづさを筆頭に一癖も二癖もあるプレイヤーたちが翻弄する、疑心暗鬼の学園ダブルクロス・リプレイ。はたして彼女は真実に辿り着けるのか。

そこに百合があるならば、古今東西東奔西走。どこにでも出張する男、キョウトです。という訳で。表紙から強烈な百合スメルを感じ取り、己の嗅覚を信じて買わせていただきましたダブルクロス!

リプレイ本、というのを読むのは初めてなのですが(そもそもTRPG自体よく知らない)。中々面白いもんですね。やっぱり普通の小説の方が僕には合ってるといいますか。楽しめるとは思うんですけど。リプレイ本にはリプレイ本の面白さ(茶々入れとか舞台裏感。あとは戦闘での進み方がゲームチックなとこ)があり、そういう部分を知れたのは収穫かな、と。なによりキャラクター、というか中の人が面白い。ありせさんの強烈なキャラと、ありささんとの絡みに萌えました。

うん。っていうかこれちゃんと百合だよね。友情百合。互いに特別な存在だって認めてるし。あくまで『友情百合』という枠からは出ないけど。ストーリー的にも徐々に暴かれていく各キャラの秘密や、まさかの展開。プレイしてる側も楽しんでいるのが伝わってきて良かったです。

三巻で完結のようですし、この二人(紅とアンちゃん)のことをもっと見てみたいので続きも買おうと思います。




満足度:★★★★☆

「B.A.D. 13 そして、繭墨は明日もチョコレートを食べる」、感想。

B.A.D. 13 そして、繭墨は明日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)B.A.D. 13 そして、繭墨は明日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)
(2014/05/30)
綾里けいし

商品詳細を見る





あらすじ
彼女は、僕の運命だった――

「諦められませんよ、繭さんを」繭墨あざかは異界に沈んだだけだ。
だが、早く迎えに行かなければ、彼女は本当に死んでしまうだろう。
再び異界にゆく手段を探す僕の前に、繭墨分家の長・定下が現れた。
あざかを紅い女に捧げたままにしたい彼に“あさとと共に繭墨家の新たな呪いを解く"ことを協力の代償として求められた。
そして再び訪れた繭墨本家で僕は決定的な間違いを犯してしまい――。
残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー完結。


という訳で、ついにB.A.D.も最終巻です。いやぁ~無事、綺麗に締めたかなって気がします。収まるべきところに収まったな、と。

さて、今巻はぶっちゃけ繭さんの出番はそこまで多くないです。まぁしょうがないですね。敵の本陣に幽閉されてるんですから。ということで。今巻は「小田桐勤と繭墨あさと、最初で最後の事件」ということになります。前巻から順調にデレてきていた狐が完全にこっち側に付きます。彼や小田桐くん含め。この作品に出てきたキャラは複雑な葛藤を抱えているものですが。最終巻で全てになんらかの決着が着けられたのは良かったですね。
キャラ同士の関係、というのでは、小田桐くんと繭さんの関係は最後まで面白かったです。平行線で、交わることのない。それでも、共に隣を歩き続けた人。依存はせず、互いに認めず、でもいつか。また会うことになるだろう。そんな二人。

B.A.D.という作品を全巻通して。「醜悪で美しい」、「人間の心情」という二点を描き続けたなと僕は思います。そこは素直に評価出来るところですね。途中で飽きることもありましたが、最終巻まで読んだ今は。悪くなかったな、と思えます。それと、この作品の見所の一つとして。装丁の美しさっていうのもありますね。全巻良い仕事してくれました。一巻と繋がる、というか一巻の対比となる今巻の表紙もシンプルですけど好きです。

色々と余韻というか、感慨深さを噛み締めながらこれで締めさせてもらいます。そういえば、まだチョコレイトデイズを後一巻程出すそうですね。後日談みたいですし、あんまり外伝とか買わない質ですけど買ってみようと思います。




満足度:★★★★★
本当は星4と5の中間ぐらいだけど。最終巻だし少し余韻に浸らしてくれたからその分サービスです。

「安達としまむら 3」、感想。

1巻→「安達としまむら」、感想。
2巻→「安達としまむら 2」、感想。

安達としまむら (3) (電撃文庫)安達としまむら (3) (電撃文庫)
(2014/08/09)
入間人間

商品詳細を見る





あらすじ
2月14日、バレンタインデー。二人の元にゆるくてあま~い一日がやってくる。

2月4日、バレンタインデー10日前。放課後に二人で出かけたモール内のドーナツ屋の前で、安達が聞いてくる。
「14日に、しまむらはなにか、用事ありますか?」「ないですけど」「ないなら、14日に、遊ぼうという……」鼻の上に加えて、手の甲まで真っ赤に染まっていた。
そんな安達の決意や覚悟に感心して、私はこう応える。「いいよ。今年はバレンタインをやっちゃおうか」
2月14日までの10日間。安達のどきどきな10日間が、しまむらの日常に彩りを与える。そんな二人のお話。


なんかいいな……うん、いい……。そうだよ。これだよ。僕が求めている百合ってーのはこういうのだよ。こういうのでいいんだよな。素朴な味が実に良い。一巻と比べてあまり仲が進展していないように見えて、実は結構進んでいたりするんだなぁと実感する今巻。

しまむらの一挙手一投足に一々心を揺さぶられている安達が可愛いのは言わずもがな。今巻はしまむらが昔の友人と久々に再開するというイベントを通して。過去と今の自分。そして友達というものについて。色々思考を巡らせます。しまむらさんは割りと哲学者だと思います。うん。まぁ、でも。そういうのを考えちゃうのは思春期特有だよね。

今巻の見所は、やっぱりなんといっても安達としまむらが抱き合うところでしょう。以前までだったら絶対踏み切れなかったよね。いいぞ安達。攻めろ安達。しまむらも満更でもないぞ。恋愛感情、とかは抱いてないと思うけど。それと、何気にこのシーンで出てきたしまむらの名前(ネタバレになるので伏せるが)が一番衝撃的だったなぁ。ホントにアレが本名なのかよ!?と疑いたくなるけど。某スレでの論証を観てると本名なのだろうと納得出来る。

なんだか、今巻は過去と現在を繋げる巻、というか。締めくくりに入るような内容だった。もしかしてこれで最終巻かな?僕としてはもうちょっと続いて欲しい……というか安達としまむらが付き合うとこまでいって欲しいんだけど……。




満足度:★★★★☆

「空想レイゾンズデイト」、感想。

空想レイゾンズデイト空想レイゾンズデイト
(2014/07/05)
人比良

商品詳細を見る





あらすじ
逃げるように全寮制の女学院へと転校してきた主人公、星野刻子(ほしのときこ)。刻子はそこで、不器用にしか生きられない少女たちと出逢う。歪な関係で成り立つお茶会に隠された、墜落、という秘密。果たしてそれは、事故か、自殺か、殺人か。それとも他の何かなのか。胸の痛みが暴かれるとき、彼女たちの蜜月も終わりを迎える―

歪で不器用な少女達が、落ちたり落とされたり落としたりするお話。

僕にとって『百合』というジャンルはこちらが恥ずかしくなるくらいに甘々で萌えられるものが大好きな訳ですが。今作はそういう方向とは真逆なモノになっております。予想以上にシリアスだぜ。

まぁ、率直な感想を言わせて貰えればなんか微妙。つまらないとかいうよりも兎に角微妙。文章が平坦……というか、所詮は素人なこともあり巧くないっていうのもあるんですが。それにも関わらず展開や物語やキャラで魅せてくれることもなく。ヌルいというか、怠い印象を抱きました。全体的に魅力が欠けていて、何をウリにしているのか分からないんですよね……ほんとに残念。ただ、ドロドロした話にも関わらず。着地点は突き抜ける冬の青空のように爽やかだったのは良かったですね。

これからは「百合」というだけでなんでもかんでも手当たり次第に購入するのは控えましょうかね。売上に貢献してもっと百合というジャンルを盛り上げなきゃっ、という使命感から買ってますが。少しは厳選するべきなのでしょう。

というか。この作者は百合というものを理解していないように思えます。憤りを覚えるほどに。




満足度:★★☆☆☆

「しずるさんと底無し密室たち」、感想。

1巻→「しずるさんと偏屈な死者たち」、感想。

しずるさんと底無し密室たち (星海社文庫)しずるさんと底無し密室たち (星海社文庫)
(2013/09/11)
上遠野 浩平、国道12号 他

商品詳細を見る





あらすじ
人が世界に謎を求めるとき、そこには必ず“ごまかし”があるわ――
「ねえしずるさん、密室ってなんなのかしら?」「そうね、よーちゃん、それはきっと、どんなものでもごまかせると思い込んだ人間の、つまらない錯覚なんでしょうね――」
今回、“深窓の美少女”しずるさんと好奇心旺盛な“わけありお嬢様”よーちゃんが挑むのは、複雑怪奇な密室事件。吸血植物、家族にまつわるゲームの呪い、ドッペルゲンガー、凍結した鳥人……これは、深淵から覗くふたつ目の事件簿。新装版にして完全版、星海社文庫版しずるさんシリーズ第2弾!


辛い辛い春季テストも終わり……ついに夏休みに突入です。自分的には頑張ったつもりだが、ちゃんと単位が取れているかは分からない。取得単位数が僕の目標以下だとマジで4年以内に卒業出来ないから取れてないと困るんだけどね……。

まぁ、今はそんなこと忘れて夏休みを楽しむことにしましょう。長期休暇中に長編小説一本書き上げたいところです。積みゲーやら積み本の消費。更に旅行の予定も複数入ってて思ったよりも忙しいんですがね。

はい、という訳で記事内容に関係ない私事から入らせていただいた訳ですけど。今回のレビューは仄かに百合でミステリー、しずるさんシリーズ2冊目となります。表紙的にはこの巻が一番好き。夏らしい白のサマーワンピが可愛らしい。日傘を持って背中合わせに視線を結んでるところも二人の関係性と距離感を表していていいですね。幻想的で霊妙さすら感じます。

表紙に関してはこれくらいにして。各話ごとに感想でも。

「しずるさんと吸血植物」
ムシトリナデシコとミイラ化死体のお話。人があまり通らないから今迄道路脇にあった死体が気付かれることもなかったって書いてあったけど。それはさすがに無理があるんじゃないかと思った。

「しずるさんと七倍の呪い」
しずるさんとよーちゃんがカードゲームする話。事件の内容自体は一番殺伐としてるのに二人のやり取りは和やか。女子学生で……カード……?\ファンタジスタッドー!/\ヘイ!ヘイ!/ いや、今はウィクロスか。
セブンフォールドカースってカードゲーム実際にあるのかと思って僕調べちゃいましたよ。なんだか本当にありそうな感じしたんで。

「しずるさんと影法師」
なんだかノスタルジックな気分になるお話だった。祭り囃子の幻想的な音頭の中。現れたドッペルゲンガーは……ただのまやかし。結局、しずるさんのドッペルゲンガーさんは何だったんでしょうね?マジモンのにドッペルゲンガーなのかな。でも自分に似ている人間って結構いるし。ただ似ているだけの別人ってことかな。

「しずるさんと凍結鳥人」
第一回凍結鳥人コンテスト。飛距離やばし。台風って凄い。僕は改めてそう思った。ビル群の合間から見上げた空はとても狭くて息苦しい。


なんだか割りと適当な感想になってしまった気がするけど。気分が乗らなかったのでしょうがない。それにいってしまえばいつものしずるさんシリーズだから特に新しい感動もないしね。




満足度:★★★☆☆
読書メーター
キョウトさんの読書メーター
相互ブログ更新情報
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
オススメラノベ
イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)
(2001/10)
秋山 瑞人

商品詳細を見る
旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)
(2008/03/10)
萬屋 直人

商品詳細を見る
ミミズクと夜の王 (電撃文庫)ミミズクと夜の王 (電撃文庫)
(2007/02)
紅玉 いづき

商品詳細を見る
紫色のクオリア (電撃文庫)紫色のクオリア (電撃文庫)
(2009/07/10)
うえお 久光

商品詳細を見る
雨の日のアイリス (電撃文庫)雨の日のアイリス (電撃文庫)
(2011/05/10)
松山 剛

商品詳細を見る
マテリアルゴースト (富士見ファンタジア文庫)マテリアルゴースト (富士見ファンタジア文庫)
(2006/01/20)
葵 せきな

商品詳細を見る
DDD 1 (講談社BOX)DDD 1 (講談社BOX)
(2007/01/10)
奈須 きのこ

商品詳細を見る
空ろの箱と零(ゼロ)のマリア (電撃文庫)空ろの箱と零(ゼロ)のマリア (電撃文庫)
(2009/01/07)
御影 瑛路

商品詳細を見る
AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)
(2008/07/19)
田中 ロミオ

商品詳細を見る
空色パンデミック1 (ファミ通文庫)空色パンデミック1 (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
本田 誠

商品詳細を見る
B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
綾里 けいし

商品詳細を見る
機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing 機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing "Cannibal Candy" (MF文庫J)
(2009/11/21)
海冬 レイジ

商品詳細を見る
ベン・トー サバの味噌煮290円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー サバの味噌煮290円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2008/02/22)
アサウラ

商品詳細を見る
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
(2009/02/25)
桜庭 一樹

商品詳細を見る
AKUMAで少女 (HJ文庫)AKUMAで少女 (HJ文庫)
(2007/08/01)
わかつき ひかる

商品詳細を見る
世界の終わり、素晴らしき日々より (電撃文庫)世界の終わり、素晴らしき日々より (電撃文庫)
(2012/09/07)
一二三スイ

商品詳細を見る
カウンター
プロフィール

東 京人

Author:東 京人
感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ツイッター