「安達としまむら」、感想。

安達としまむら (電撃文庫)安達としまむら (電撃文庫)
(2013/03/09)
入間人間

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あらすじ
体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友情なんてものを育んだ。頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。ただ、しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。ただ、それだけ。日常を過ごす、女子高生な私としまむら。その関係が、少しだけ変わる日。

日常系青春ガールミーツガール。ゆったりとした時間の中で日々変わっていく青春の1ページ。

純粋に百合として楽しむだけでなくノスタルジーな気持ちを感じさせてくれる作品でした。
僕もこういうサボりライフ過ごしたかったな~なんて思っちゃいましたね。しかし体育館の2階って結構みつかりやすいような気が…?

安達、しまむらのスタンスというか考えには色々共感出来るところがあって面白かったです。友人に対する考えとか、人間関係のあれこれとか。

兎に角終始ニヤニヤ出来るいい作品でした。イチャイチャとはまた違くて、なんていうかもどかしさのほうが目立つ不器用な恋。安達としまむらの行く先をまだまだ観ていたい。そんな気になります。続きが出てくれると嬉しいです。

後舞台が思いっきり岐阜でしたね。地元ネタは面白いので大いに歓迎です。



満足度:★★★★★

2巻→「安達としまむら 2」、感想。
3巻→「安達としまむら 3」、感想。
4巻→「安達としまむら 4」、感想。
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「機巧少女は傷つかない10 Facing "Target Gold"」、感想。

機巧少女は傷つかない10 Facing 機巧少女は傷つかない10 Facing "Target Gold" (MF文庫J)
(2013/01/24)
海冬 レイジ

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あらすじ
機巧魔術――それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。「夜々の代わりに、私を妻にしてください! 」「姉さま、ついに……つ・い・に! 」いろりの爆弾発言に雷真と夜々は驚愕。折しも〈流星群〉騒動の責任を問われ、ラザフォードが失脚、〈焼却の魔王〉ライコネンの学院長就任が発表された。自治権を巡る混乱の中、〈結社〉が学院を襲撃――未曾有の危機が学生たちを襲う! この機に乗じ日本軍は〈愚者の聖堂〉への侵入を決定。だが、聖堂を目指す雷真の前に、仇敵マグナスと戦隊が立ちはだかる……。シンフォニック学園バトルアクション第10弾!

続きが気になって仕方なかったので前巻から流れるように最新巻の10巻も読ませていただきました。やはり機巧少女、面白いですね。帯にも書いていた通りどうやら機巧少女アニメ化するみたいです。正直アニメ化については「
やっとか」という思いですね。同時期の作品は結構アニメ化しているのでもうアニメ化しないものだと…まぁ兎に角期待半分不安半分待つとしましょう。

本題に入りますが、今巻はずばり総決戦って感じの内容でしたね。表紙の火垂にスポットを当てつつ今まで渦巻いていた思惑が一斉に爆発し暴れまわる…。世界大戦の前哨戦…。そんな感想を抱きます。エドマンドが国を掌握し学園を取り込もうとし、それを学園が阻み、結社の金薔薇が掻き乱し、軍が暗躍し、教会が静観する…そんな中メインキャラからモブキャラまで皆が皆それぞれに舞台を動きまわる。特に普段はメインキャラにしかスポットが当たっていませんでしたがここにきて他の学院の生徒達も一致団結し戦うところやアリスやオルガ、ヴェイロンといった敵だったキャラとの共闘など燃えるシーンが沢山ありました。皆に見せ場があったのは良いですね(出てこれなかったキャラも勿論いますが)。兎に角忙しい巻でした。なんだか今までの巻に登場したものが色々と登場して感慨深いものがあり何か胸の奥からこみ上げるものがあります。

さて、前述の通り今巻では火垂にスポットが当たっていたりします。読む前に表紙を観た時は「火」と書かれた布を顔に被せてなかったので分かりませんでした。表紙のように今までつけていた布を取り払うように、見えてこなかった火垂の素顔の部分。素の心に触れられたと思います。ライシンと火垂の触れ合い、それがマグナスとライシンにどう変化をもたらしていくのか…。

大まかなところから細部に目をあてますと、オルガとヴェイロンが予想以上にイチャイチャして微笑ましいと同時に笑ってしまいました。他にも夜々がシグムントに心情を吐露するシーンが非常に悲しく感じたり、「にんげんさん」の謎だったり、ライシンの最初のお師匠様が登場したり、マグナスも人形たちに対してそこまで冷たい感情をもっているわけではないんだな~と思ったり、そういやヴェイロンどこいったんだ?とか気になったところは結構ありますね。それと最後の夜々。本格的にやばいんじゃ…?

最後に。

新田さんの逝去について心からお悔やみ申し上げます。これからという時に大事な方を亡くし、非常に残念に思います。どうかこれからもこの作品を見守っていてくださるよう祈ると共に今はただご冥福を祈るばかりです。



満足度:★★★★★

「機巧少女は傷つかない9 Facing "Star Gazer"」、感想。

機巧少女は傷つかない9 Facing 機巧少女は傷つかない9 Facing "Star Gazer" (MF文庫J)
(2012/09/22)
海冬 レイジ

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あらすじ
機巧魔術――それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。《我欲の聖塔》内での戦いも、いよいよクライマックスを迎えていた。最上階で相対するシャルとオルガ――すなわち、シグムント対トール。ぶつかり合う魔剣と魔剣。だが、その結末はあまりに無慈悲なものだった。トールの放った閃光により、心臓を破壊されてしまうシグムント。「ずっと一緒にいてくれて、ありがと……っ」「さらばだ、シャル」そして、シグムントは最期にひとつの卵を遺して消えた。一方で雷真は、夜会の帰りにぼろぼろの男性を保護する。〈結社〉に追われる彼は、シャルとアンリの父親、エドガー元伯爵で……!? シンフォニック学園バトルアクション第9弾!

シャルとシグムントにスポットを当てた今巻。シグムントの生い立ち、シャルの過去に触れていたのは勿論の事結社の内部などにもより入っていく内容となっていました。

まずシャルとシグムントの別れの場面では不覚にも涙腺がゆるみました。シャルが今までシグムントに抱いてきた思い、後悔。シグムントがシャルを思う気持ち…。卵を託し、まっさらな状態で孵り、最後に帰ってくる。見守られる者から見守る者へ…そして“親友”として“家族”としてより強い絆を手に入れる。
今巻では別れを乗り越え、トラウマを克服しシャルが一回り成長し、新たな(?)パートナーと共に力強い一歩を歩み出せたと思います。

そんな中着々と裏で進んでいる結社というかエドマンド王子の策略。シャルの父親が今巻になってやっと登場しましたがまさかこんなところで関わっているとは…。

シャルやその周り以外でも今巻は印象に残った箇所はありますね。《後ろから一番目(ラストワン)》君の事とか!前からちょっと気になるキャラではありましたがライシンのイチャイチャに壁ドンで壁破壊して出てきた時は「お前がいつも壁ドンしてた隣の住人かよ!」と思わず突っ込んでしまいました。中々印象深いファーストコンタクトですね。能力とか思考とか喋り方とか…凄い好みのキャラですね。好きになっちゃいました。

結社や学園、教会、軍。色々な思惑が交差し益々波乱の予感がするこの物語。最後の夜々ちゃんの不穏な態度も気になりますが…ライシン達はどう乗り越え、魔王の座は誰が座るのか…色々楽しみですね。



満足度:★★★★★
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Author:東 京人
感想は主にラノベが中心。ライトノベルとは本格的に読み始めて9年の付き合い。初めて読んだのは12年前くらい。好きなジャンルは百合とゼロ年代だけど、面白そうなら何でも読む。基本文を書くのも妄想するのも何かを作ることも好きなので、自分で小説とかも書いてたりする。

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